「早くから習慣に配慮した者はおそらく人生の実りも大きく、習慣を侮ったものの人生はむなしい」
100歳の人の言葉です。
最高裁判所の裁判官が裁判官になってから聖書を読破しようと心に決めてそれを成し遂げたそうです。裁判官の方って相当忙しいのですよ。膨大な書類は市販の鞄に入らず風呂敷で包んで家に持って帰らなければならない。でもそれを習慣にしたのです。法律と自分の良心に従って判決をする方ですから、良心とは、と考えたときに聖書だったのか信徒だったのかはわかりません。見事だと思いました。
福島市に花見山があります。見事な彩りに包まれた桃源郷に20万人以上の人々が訪れます。入場料はありません。阿部さんという個人が自分の山を開放しているのです。1935年頃から鍬1つで1日3坪ほどずつ開墾し花に苗を植えていったのです。生活のために切り花を売るためでした。行ってみたらわかります。言葉を失うほど見事な世界になっています。来る日も来る日も土を耕すことを習慣としたことから生まれた世界が私たちの心を癒してくれています。
今夢中になっている運動、少しでもよい点を取りたいと思っている勉強、何のためにやるのかを考えるとき、1日1回始まる前に大きく深く深呼吸をしてみる。「人の命は呼吸の間」、とはシャカの言葉です。それからどんなに忙しくとも眠くとも15分ずつでも練習を続けていく。(そういう人はいざというときの一夜漬けもよく漬かるのです)
私は仕事を始める前にゆっくりと深呼吸をしてからスタートします。お勧めです。朝は4時半~5時に起きます。このブログも5時に打っています。学生時代の習慣が今も続いています。 習慣の話は次回又。
http://www.chiiki-dukuri-hyakka.or.jp/book/monthly/0709/html/t09.html