みんなKK

家族のイニシャルが4人ともKKです。今もたぶんこれからもずっと・・

感想文⑧

2008-03-25 | Weblog
 海王伝では、瀬戸内の村上海賊衆が毛利方に付き、様々な火器を用い、織田水軍を撃破する場面(第一次木津川口の戦い)が描かれている。これによって石山本願寺は俄然勢いづく。この本の主人公は、海賊大名と称された九鬼義隆である。当時はまだ国司北畠氏の力が強く、惨敗し朝熊山へ逃亡。その後は滝川一益の仲介で織田信長に仕えるようになった。長島の一向一揆で武勲をあげ認められるようになった。先記の戦いで敗れた後(この時義隆は参加していない)、日本初の鉄甲船を建造した。第二次木津川の戦いでは、6隻の鉄甲船で600隻の毛利水軍を圧倒した描写は、胸躍る思いで頁を進めてしまった。3万5000石の大名となった後、秀吉の時代は日本丸を率いて朝鮮出兵に赴く。信長、秀吉、そして息子守隆は東軍に、義隆は関ヶ原の戦いで西軍に与した。最期自害するまでの、九鬼義隆の心情を
それまでの時代を駆け抜けた武将たる矍鑠さ、生き様を恐ろしいほどの命の絶ち方で締めくくっている。私にとっての白石文学は、最初はそれほどではないのだが、読み進めるほどに止まることを忘れてしまう世界であり、豊富な資料分析と豊富な知識、心情描写と物語構成に圧倒されるばかりなのである。「戦鬼たちの海 織田水軍の将 九鬼義隆」(文春文庫 670円 柴田錬三郎賞受賞)
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好天の日曜日

2008-03-23 | Weblog
 暖かい日曜日でした。花粉症の方には辛い1日だったことでしょう・・。お察し申し上げます。1日中、チェーンソーで薪作りをしました。腰を曲げた姿勢ですので、終わった後は案の定、ものすごい疲労感に襲われました。また、この土日は、K3と近くの公園に出かけ、キャッチボールやノックをしました。今彼は、6年生の復習に追われていてある意味ヘトヘトらしく・・相当嬉しかったようです。K1はさらにヘロヘロになりましたが、まあこれも務めかと・・。(まあ一緒に楽しむことができていい時間が持てました)K4は少し大きめですが、K3お下がりの自転車をもらって、遠乗りしたい今日この頃。
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つらつらと08 3月

2008-03-19 | Weblog
写真を気にすると、忙しさ以上にアップすることができなくなりますね。みんなそれぞれの持ち場で悩み、考え、頑張っているのだよなあ・・。頑張るって言葉は好き嫌いがあるようです。何かの本で、頑張るって「頑固に突っ張ること」とかいてありました。そこには信念を持つ前提があるわけです。信念は、誠実さの中からしか生まれてこない。そこに自分の弱さがある、と感じています。つまりは不誠実、不道徳な部分が多分にあるわけなんですね~。そして自己葛藤です。特に子どもに何かを伝えるとき、自分はどうなんだ!と省みて心が揺さぶられるわけです。(いつも俺って薄っぺらだよなあ、と感じています)自分が成長する糧であるとは思っています。やはり人は真面目に、こつこつと継続することで逞しく生きられる、自分が目標とする気高く生きることができる、と思うのです。まだまだですけどね。
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感想文⑦

2008-03-11 | Weblog
 学生の頃、対馬出身の先輩がおりました。歴史では鎖国中でも朝鮮との交易を行っていた、と習いました。本土の為政者にとっても覇権が及ばぬほど遠い孤島であった場所です。瀬戸内海の村上海賊については、この本を通じて制海権を一手に握る強大な権力を知りました。少年「笛太郎」が海賊集団に入り、成長していく様と、16世紀の海の道が通っていた地域の風土が見事に描写され、物語の展開にぐいぐいとひき込まれていきます。おもしろい!直木賞を受ける作品は、こうまで重厚に構成されているものだな、と感じさせられました。2作目の海王伝は、タイのアユタヤ、バンコクを舞台に父子、兄弟の争い、日本人町の人々との交流が細やかに表現されています。本のおもしろさをまたひとつ実感させられた白石一郎氏の力作です。福井のSさん、想わぬプレゼントがまたひとつ新しい作家との出会いとなりました。心から感謝です。「海狼伝」「海王伝」(白石一郎著 文集文庫 各660円)
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そば談義(素人編)

2008-03-10 | Weblog
DIETのためでもあり、また好みでもあるので、土日運動した帰りに、近頃はラーメンよりもそば屋に寄ります。だいたい「大ざる1枚!」で事足ります。日本酒同様そばを語るには、半人前以下ですし、それ以上を望んでもおりません。空腹の時は立ち食いそばだって最高に旨く食えます。さて、楽翁公のご当地は蕎麦どころ。市内のそば屋はだいたいいただきました。しかしてK1お気に入りは、見かけは古いが味は抜群!「大清水」ここは国道から1本入りますので、ある意味マニアックなお店。おばさん一人でやっているところです。しかし世の蕎麦通は多いもので、その殆どが、今時期温かい蕎麦とざるを併せて食べるんですね~。ここのダシがまた旨い!福島にいらした折には是非お連れしたいお店です。
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予定が狂った

2008-03-09 | Weblog
 春を探しに行くどころではありませんでした。すっかり病にやられて伏せていた2日間。特に土曜日は20時間くらい寝ていました。この時期疲れが一気に出る傾向にあります。日曜日、いい天気、乾燥していました。「火事だぁ~」(実はサイレンの音に気づかずにいたのです)今時野焼きをするんですね~。それで燃え広がったみたいです。ぽかぽか陽気なのにもったいなかったなあ・・
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3月初め土日の予定

2008-03-07 | Weblog
 土手の雪もまばらになり、風は刺々しさがそがれやわらかくなってきました。春です。この土日は、春を探しに行こう(近所です)と思っています。春の色は福寿草の黄色、春の香りは沈丁花、と私なりに決まっています。雪の間から芽を出して凛と咲く姿は、小さいながらも逞しくもあり艶やかでもあり。
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山形旅行記4(日本酒)

2008-03-06 | Weblog
レコーディングダイエット、続けています。朝、昼はメニューや分量がほぼ一定ですので、夕食をしっかりおぼえておけばいい。何よりご飯を減らしました。お酒をいただいたときはご飯を食べません。dietとほぼ時を同じくして、それほど好きではなかった日本酒を口にし始めたら、(遺伝でしょうか)すっかり習慣化してしまったではありませんか。晩酌の量をmlや本数でなく「合」で表現するようになったらおっちゃんだなと思っていたのに・・(苦笑)そして酒処山形です。折角だから旨い御酒をいただこう、ということで選ばれたやや辛口の大吟醸が九郎左右衛門。まだまだ味を語るには素人ですが確かに◎。さてダイエット効果ですが、このやり方が良いのか悪いのか(肝臓には絶対悪いと思っています)、徐々に減っており、走るのも苦にならないほど。徐々に、というところで満足感。身近なk2にも勧めていますが、書くことが性に合わずこれはダメみたいです。
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山形旅行記3(熊野大社)

2008-03-05 | Weblog
 熊野神社は日本に数あれど、ここ山形県南陽市のそれは、紀州熊野三山、軽井沢の熊野大社と併せて熊野三山になっている。東北地方の熊野修験の一大霊場だったところだ。この日も次々と参拝者がやってくる。紀州の熊野古道は世界遺産となったが、古人の信仰を集めたわけは、大自然の圧倒的な存在感が、人間の営みへ「恵み」や「繁栄」をもたらすものと感じられたからであろう。この熊野大社もK1にはなじみのあるところであった。地域で「講」を組んで年に一度農閑期に参拝していた。特別列車がでていたほどの人気だ。恵み=富、財産、と捉えれば、「金運にめぐまれるため」と解釈もできる。今回のツアー参加者にも上のように説明をしたら、間髪入れずに「行きたい!」とのこと。信仰を集める場所には大きな威厳がそなわっているものだなあ~、と感じた。これで宝くじを買ってしまうのはあまりにも俗っぽすぎるか
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山形旅行記2(赤湯ラーメン)

2008-03-04 | Weblog
 初日のお昼は、今や全国区となった南陽市赤湯(宿のすぐ近く)にある「龍上海」本店としました。折しも「こな~ゆき~」が舞い飛ぶ午後2時(昼時をはずしたにもかかわらず)行列。まあ折角来たのだし、ということになり15分ほど待ち着席!この辛みそをおいた元祖らしいのですが、食して納得。元のみそラーメンがとっても美味でございました。半信半疑はどこへやら。参加者全員が満足できてよかった、よかった。山形県内には支店が何店かありますので、是非一度お試しあれ。
(横浜ラー博にも出店しているとか・・)
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