田植えが終わったら、次は水の管理です。欲しい時はどの田も一斉に水を入れ、不要なら排水します。着床するまでは、毎朝田を回ります。これは父の仕事です。
自分の田に水を入れたい。すると、今入れている水を止めてしまい、自分の田に入れたりもします。声をかけあってやればいいのですが、いつもそこに居合わせるとは限りません。
こんな事を繰り返すと相手への不信感、猜疑心が湧いてきます。ドラマ「北の国から」で麓郷な人々が正吉の爺さんのことを言っていた"へなまずるい"性格なわけです。
自分さえ良ければいいなどと欲を出さず、日頃から正直に、対話を大事にしようとすることを心したいものです。