朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

こんなもの拾った

2008年09月23日 22時06分12秒 | 身の回り
【ニコニコ動画】初音ミクさんがコンピューターおばあちゃん(bertama.Ver)歌ってくれた

ちょっと懐かしく。
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「逆櫓」所感

2008年09月23日 21時04分39秒 | 歌舞伎・文楽
あまり気が乗らない日が続いたりして、
ようやく最後の休日に歌舞伎座へ行った。

今月は秀山祭ということで、吉右衛門が3役。
「盛綱陣屋」はまた演るだろうし、
「河内山」は一度見たし、ということで、
昼の部の「逆櫓」を見ることにした。

府中の図書館でCDを借り替えてから銀座へ。
開場の30分くらい前に着いたが、大して並んでいない。20人足らず。
勘三郎や玉三郎に比べると人気はないのかな。
それでも開演前にけっこう入ってきて、
最終的には立見が出るくらいの入り。

「逆櫓」は初めて。
シチュエーションが近い「大物浦」と同じような感じなのかな、というのが、
見る前の印象。
碇を持って立ち回りをするし。
実際には、違う要素もあって楽しめた。

ただ、ちと分かりづらい芝居だと思う。
まず、「混乱の中で子を取り違えてしまい、片方の子は死んでしまう」
部分の状況(説明)がよく分からん。
ここが分かっていれば、
あとは「木曽義仲の遺子を取り戻しに来る」ことも、
「旧主の子か、入り婿した相手の連れ子か」という選択で
前者をとる、ということも、
「お約束」として想像できるのだが。

# ただ、その「お約束」的な部分を(何となくでも)知らないと、
 本当に訳が分からんかも。
 隣の席に外国人がいたのだが、途中で立ってしまった。
 歌舞伎が初めてだったら、この芝居はイヤホンガイドが必須だろう。

義仲の遺子を実の孫だという、漁師の最後の方の科白は
非常に深い言葉だと思うのだが、
そもそもの設定が腑に落ちていないので、イマイチ伝わってこない。
「大物浦」に比べてあまり演じられないのも、仕方がないのか。

無論、吉右衛門の声・動きは良い。
世話の部分でも、義太夫の調子と微妙なバランスで語っているあたり、流石。
正体を現した後の時代がかった部分は言うにや及ばず。

最後に富十郎が付き合う。
声は流石。
ただ少し、間に違和感があった。(プロンプタ使ってる?)

そこそこ満足、しかし、もっと深く感動できないものかな、と思って出て、
遅い昼食をとり、図書館に寄って帰りました。
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