あまり気が乗らない日が続いたりして、
ようやく最後の休日に歌舞伎座へ行った。
今月は秀山祭ということで、吉右衛門が3役。
「盛綱陣屋」はまた演るだろうし、
「河内山」は一度見たし、ということで、
昼の部の「逆櫓」を見ることにした。
府中の図書館でCDを借り替えてから銀座へ。
開場の30分くらい前に着いたが、大して並んでいない。20人足らず。
勘三郎や玉三郎に比べると人気はないのかな。
それでも開演前にけっこう入ってきて、
最終的には立見が出るくらいの入り。
「逆櫓」は初めて。
シチュエーションが近い「大物浦」と同じような感じなのかな、というのが、
見る前の印象。
碇を持って立ち回りをするし。
実際には、違う要素もあって楽しめた。
ただ、ちと分かりづらい芝居だと思う。
まず、「混乱の中で子を取り違えてしまい、片方の子は死んでしまう」
部分の状況(説明)がよく分からん。
ここが分かっていれば、
あとは「木曽義仲の遺子を取り戻しに来る」ことも、
「旧主の子か、入り婿した相手の連れ子か」という選択で
前者をとる、ということも、
「お約束」として想像できるのだが。
# ただ、その「お約束」的な部分を(何となくでも)知らないと、
本当に訳が分からんかも。
隣の席に外国人がいたのだが、途中で立ってしまった。
歌舞伎が初めてだったら、この芝居はイヤホンガイドが必須だろう。
義仲の遺子を実の孫だという、漁師の最後の方の科白は
非常に深い言葉だと思うのだが、
そもそもの設定が腑に落ちていないので、イマイチ伝わってこない。
「大物浦」に比べてあまり演じられないのも、仕方がないのか。
無論、吉右衛門の声・動きは良い。
世話の部分でも、義太夫の調子と微妙なバランスで語っているあたり、流石。
正体を現した後の時代がかった部分は言うにや及ばず。
最後に富十郎が付き合う。
声は流石。
ただ少し、間に違和感があった。(プロンプタ使ってる?)
そこそこ満足、しかし、もっと深く感動できないものかな、と思って出て、
遅い昼食をとり、図書館に寄って帰りました。
ようやく最後の休日に歌舞伎座へ行った。
今月は秀山祭ということで、吉右衛門が3役。
「盛綱陣屋」はまた演るだろうし、
「河内山」は一度見たし、ということで、
昼の部の「逆櫓」を見ることにした。
府中の図書館でCDを借り替えてから銀座へ。
開場の30分くらい前に着いたが、大して並んでいない。20人足らず。
勘三郎や玉三郎に比べると人気はないのかな。
それでも開演前にけっこう入ってきて、
最終的には立見が出るくらいの入り。
「逆櫓」は初めて。
シチュエーションが近い「大物浦」と同じような感じなのかな、というのが、
見る前の印象。
碇を持って立ち回りをするし。
実際には、違う要素もあって楽しめた。
ただ、ちと分かりづらい芝居だと思う。
まず、「混乱の中で子を取り違えてしまい、片方の子は死んでしまう」
部分の状況(説明)がよく分からん。
ここが分かっていれば、
あとは「木曽義仲の遺子を取り戻しに来る」ことも、
「旧主の子か、入り婿した相手の連れ子か」という選択で
前者をとる、ということも、
「お約束」として想像できるのだが。
# ただ、その「お約束」的な部分を(何となくでも)知らないと、
本当に訳が分からんかも。
隣の席に外国人がいたのだが、途中で立ってしまった。
歌舞伎が初めてだったら、この芝居はイヤホンガイドが必須だろう。
義仲の遺子を実の孫だという、漁師の最後の方の科白は
非常に深い言葉だと思うのだが、
そもそもの設定が腑に落ちていないので、イマイチ伝わってこない。
「大物浦」に比べてあまり演じられないのも、仕方がないのか。
無論、吉右衛門の声・動きは良い。
世話の部分でも、義太夫の調子と微妙なバランスで語っているあたり、流石。
正体を現した後の時代がかった部分は言うにや及ばず。
最後に富十郎が付き合う。
声は流石。
ただ少し、間に違和感があった。(プロンプタ使ってる?)
そこそこ満足、しかし、もっと深く感動できないものかな、と思って出て、
遅い昼食をとり、図書館に寄って帰りました。