朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

上方落語に浸る1日

2008年11月02日 21時53分47秒 | 落語・講談・お笑い
木・金と本社(大阪)で研修だったので、
久し振りに実家で3泊。

土曜はついでに「池田市立落語みゅーじあむ」に立ち寄る。
http://www.ikedashi-kanko.jp/sub_page/meisyo_deta/meisho_rakugo.html

三枝(確か池田に家があったっけ)が名誉館長をやっているので、
その関連の展示もあるが、それはうざったい。
だいたい、三枝「師匠」という表現に違和感がある。

ただ、「池田」が出てくるネタ(牛ほめ、猪買い)に関する展示は
個人的には気に入った。
「牛ほめ」のおっさんの家の模型、とか。
視聴覚資料もあるので、また帰省したときに寄ってもいいかな。

京都に出て「もんぽう寄席」。
米二が2席、ゲストが福笑、ってことで行ってみたのだが、うーん。
まあ、期待し過ぎていたのかも知れんが。


「千早ふる」(吉坊):△

最初の2人の会話に、妙な違和感がある。
ツッコミが少し間が空くせいかな。
吉朝風の「千早ふる」で、細かいギャグが入る。
(「業平」の地口とか)
隠居の「物語」は、リズムに乗っていて良かった。


「まめだ」(米二):△-

地噺風にいろいろ話を入れていくが、
その入れ事が長くて全体のバランスが悪く感じられる。
細かいトチリ・カミが多く、聞いていてしんどい。

米二は久し振りに聞いたが、どうも良いとは思えんのだが。
私が大阪にいた頃より(この日聞いた限りでは)粗くなっていると思う。


「油屋金兵衛」(福笑):△+

昔宝塚で聞いて以来。久し振りに聞いた。
あまり出来の良い話とは思えん。
金兵衛を乗せていく部分の構成・科白廻しがイマイチで、
「結局脅して金を貸してもらうんやないか」という感覚を持ってしまう。

「ここや」と叫ぶところは以前はなかったかも。
あと、金兵衛の語り口調がクサくなっている感じがする。
別に悪いことではないが。

# せっかく京都で行楽シーズンなのだから、
 「京都男ふたり」が聞きたかったなあ。


「寝床」(米二):△

最初の旦那の「分からん人は聞いてもらわいでもええ」みたいな科白で、
私は少し気持ちが離れた。
この旦那は要は「何が何でも聞いて欲しい」人だと思うんだが、
そこからすると、違和感のある(言わないだろう、と思ってしまう)科白。

久七がいろいろ話している部分など、細かいギャグ多し。
面白い、と思う反面、
少し入れ過ぎて全体のバランスが崩れている感じ。
コメント
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