元日から落語会に行ってきた。
本当に久し振りのTORII寄席。
「スタンプカード作りますか?」と聞かれた。
さすがに今更貯まることもないので、断ったが。
「松竹梅の会」という企画。
「松」喬、「竹」林、「梅」団治の組み合わせ。
去年もあったらしい。知っていたら行ったのに。
「つる」(さん都):△
前座が「十二月」で上がると、「正月だな」と感じる。
初めてこの人を見たが、何か引っかかる。
恐らく、表情付けに良くない癖があるからだろう。
隠居との会話で「ボラが素麺食べてる」とか「船場のつる」とか入れるのは、
個人的には好きではない。
間延びする感じがする。
まあ、普通の前座という感じ。
「お玉牛」(梅団治):○
マクラから適当に喋っている。
この人の雰囲気の良さがあって、よくウケているし、良いと思う。
「丑年の話」ということで、このネタ。
年末に枝三郎で聞いたところなのだが…。あまり頻繁に聞く類の話ではない。
枝三郎に比べて遥かに丁寧。
尻尾で叩くところも、3代目には及ばないとしても、
まあ普通に尻尾で叩いているように見える。
若い連中のワチャワチャがもう少し出ると、もっと良かったと思う。
「粋曲」(英華):○
正月らしく日本髪で。串を落としたのはご愛嬌。
昨日から寝ていない、と言っていたが、
確かに喋る内容に、若干歯止めが効いていないところがあって、良かった。
最後の「櫓太鼓」の都々逸は初めて聞いたが、
やはりこの人は凄い人なんだな、と改めて思った。
「親子酒」(竹林):△-
マクラは6代目の思い出など。
この人の、熱が籠っているような籠っていないような喋り方が
ハマっていたと思う。
ネタは、江戸風の(父親メインの)「親子酒」。
上方でこの演り方は初めて聞いた。
方向としてはありだと思うが、今日の演り方は不満。
全体に科白が多過ぎる。
例えば最初の親子が「禁酒をする」部分の会話とか、
帰ってきた息子が「竹内さん」に飲むように勧められて飲むまでの説明とか、
特に、酔っ払った父親の一人喋り。
時事的な話題を入れる必要は全くないと思うのだが。
あと、酔っ払いの喋り方が拙い。
喋り出しは酔っ払った口調なのだが、すぐに普通の口調になってしまう。
完全に酔わせてしまうと聞き取りづらくなるので程度問題だが、
もう少し酔わせる方向にするべきだと思う。
「太閤の風流」(南青):△+
若い人だと思うのだが、あまり若さを感じない。
講釈師らしいといえばらしいか。
ただ、発声の仕方はあまり講釈らしくない。少し芝居っぽい感じがする。
正月らしく「太閤記」。
聞いたことのないお話だが、
「見てきたような嘘」っぽくて楽しめた。
「花筏」(松喬):○-
マクラはぐるぐる、うだうだ。
いろいろな話をする。
自分が面白い、楽しいと思った話を伝えられるところは流石。
ネタは、まあ、この人の得意ネタ。
正直聞き飽きている部分もなきにしもあらず。
個人的には非常に好きな噺、ではないし。
もちろん、上方で最上のものの一つ、だとは思うが。
本当に久し振りのTORII寄席。
「スタンプカード作りますか?」と聞かれた。
さすがに今更貯まることもないので、断ったが。
「松竹梅の会」という企画。
「松」喬、「竹」林、「梅」団治の組み合わせ。
去年もあったらしい。知っていたら行ったのに。
「つる」(さん都):△
前座が「十二月」で上がると、「正月だな」と感じる。
初めてこの人を見たが、何か引っかかる。
恐らく、表情付けに良くない癖があるからだろう。
隠居との会話で「ボラが素麺食べてる」とか「船場のつる」とか入れるのは、
個人的には好きではない。
間延びする感じがする。
まあ、普通の前座という感じ。
「お玉牛」(梅団治):○
マクラから適当に喋っている。
この人の雰囲気の良さがあって、よくウケているし、良いと思う。
「丑年の話」ということで、このネタ。
年末に枝三郎で聞いたところなのだが…。あまり頻繁に聞く類の話ではない。
枝三郎に比べて遥かに丁寧。
尻尾で叩くところも、3代目には及ばないとしても、
まあ普通に尻尾で叩いているように見える。
若い連中のワチャワチャがもう少し出ると、もっと良かったと思う。
「粋曲」(英華):○
正月らしく日本髪で。串を落としたのはご愛嬌。
昨日から寝ていない、と言っていたが、
確かに喋る内容に、若干歯止めが効いていないところがあって、良かった。
最後の「櫓太鼓」の都々逸は初めて聞いたが、
やはりこの人は凄い人なんだな、と改めて思った。
「親子酒」(竹林):△-
マクラは6代目の思い出など。
この人の、熱が籠っているような籠っていないような喋り方が
ハマっていたと思う。
ネタは、江戸風の(父親メインの)「親子酒」。
上方でこの演り方は初めて聞いた。
方向としてはありだと思うが、今日の演り方は不満。
全体に科白が多過ぎる。
例えば最初の親子が「禁酒をする」部分の会話とか、
帰ってきた息子が「竹内さん」に飲むように勧められて飲むまでの説明とか、
特に、酔っ払った父親の一人喋り。
時事的な話題を入れる必要は全くないと思うのだが。
あと、酔っ払いの喋り方が拙い。
喋り出しは酔っ払った口調なのだが、すぐに普通の口調になってしまう。
完全に酔わせてしまうと聞き取りづらくなるので程度問題だが、
もう少し酔わせる方向にするべきだと思う。
「太閤の風流」(南青):△+
若い人だと思うのだが、あまり若さを感じない。
講釈師らしいといえばらしいか。
ただ、発声の仕方はあまり講釈らしくない。少し芝居っぽい感じがする。
正月らしく「太閤記」。
聞いたことのないお話だが、
「見てきたような嘘」っぽくて楽しめた。
「花筏」(松喬):○-
マクラはぐるぐる、うだうだ。
いろいろな話をする。
自分が面白い、楽しいと思った話を伝えられるところは流石。
ネタは、まあ、この人の得意ネタ。
正直聞き飽きている部分もなきにしもあらず。
個人的には非常に好きな噺、ではないし。
もちろん、上方で最上のものの一つ、だとは思うが。