「続・十代目 金原亭馬生 十八番名演集」を聞いた。
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一昨日の午後届いて7枚とも一通り聞いたので、
1日3時間以上流していた勘定。
最初の「十八番名演集」もだが、この「続」も良いな。
中では「らくだ」が特に印象深かった。
屑屋が、出からして陰影がかなり濃い。
酔っ払っての「転換」は弱くなってしまうのだが、
このネタの世界全体の深みや厚みが感じられて良い。
サゲまで。
「柳田角之進」(この字を使うんやね)は、
番頭が金を取りに行く辺り、イヤな人間に感じられてしんどいのだが、
後半の発散は流石。
「文七元結」はあまりハマらなかったなあ。
どうも、馬生の気が登場人物(特に長兵衛)に入っていなかったように思う。
馬生の価値観と長兵衛の考えが合わないのかも。
「茶金」は、上方で「はてなの茶碗」を聞き慣れている身としては、
そもそもネタとして出来が良いとは思えない。
「茶金」としてはベストなのかも知れないが。
他のネタも、充分満足できるものだった。
ほとんどのネタで、少し変わった、でも変ではない科白が入っている。
このあたりの面白い科白が、
自然に出てくる(入れようと意図している訳ではないだろう)ところや、
特に説明する訳でもなく、ネタの光景がふっと浮かんでくるあたりが、
馬生を聞いていて楽しいところだな。
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一昨日の午後届いて7枚とも一通り聞いたので、
1日3時間以上流していた勘定。
最初の「十八番名演集」もだが、この「続」も良いな。
中では「らくだ」が特に印象深かった。
屑屋が、出からして陰影がかなり濃い。
酔っ払っての「転換」は弱くなってしまうのだが、
このネタの世界全体の深みや厚みが感じられて良い。
サゲまで。
「柳田角之進」(この字を使うんやね)は、
番頭が金を取りに行く辺り、イヤな人間に感じられてしんどいのだが、
後半の発散は流石。
「文七元結」はあまりハマらなかったなあ。
どうも、馬生の気が登場人物(特に長兵衛)に入っていなかったように思う。
馬生の価値観と長兵衛の考えが合わないのかも。
「茶金」は、上方で「はてなの茶碗」を聞き慣れている身としては、
そもそもネタとして出来が良いとは思えない。
「茶金」としてはベストなのかも知れないが。
他のネタも、充分満足できるものだった。
ほとんどのネタで、少し変わった、でも変ではない科白が入っている。
このあたりの面白い科白が、
自然に出てくる(入れようと意図している訳ではないだろう)ところや、
特に説明する訳でもなく、ネタの光景がふっと浮かんでくるあたりが、
馬生を聞いていて楽しいところだな。