元旦。
オールナイト落語会後、一度帰宅して一眠り。
夜、初落語会は「繁昌亭」へ。
「正月丁稚」(吉坊):△+
ごく普通に。
ニンからいったら丁稚が良いだろう、と思ったのだが、
丁稚(むろん悪くはないが)よりも旦那が良い雰囲気。
もう少し「正月で、特に縁起を気にする」ところが出ると
尚良かったと思う。
「降るは千年、雨は万年」まで。
「鷺とり」(八天):○-
「こぼれ梅」の雀が吉本新喜劇の面々で、
これが妙に面白かった。
あとは、きっちり、普通に。
空中高く飛んで、途中で切っていた、ような気がする。
「上燗屋」(小染):△+
この人の酔っ払い、聞いていて不愉快にならないのが良い。
豆、おから、紅しょうがなど、
楽しく摘んでいた。
ただ、この人の酔っ払い、
時々大声を出すのはあまり好きになれないところ。
「マジック」(智之介):△+
タキシードを着て、胡散臭い方向のマジック。
最後のティッシュペーパーは
「失敗と思ったら成功」の2段階になっており、
これは良かった。
お客さんからポケットティッシュを受け取って
「集めている」というのは面白かった。
やはり、こういう色物は強い。
「片棒」(雀松):△+
引いた、ネガティブなマクラがこの人のニンで、
よくウケていた。
上方には少ないので、貴重と言えば貴重であろう。
ネタは、まあ、いつも通り。
楽しそうにやっていた。
この人の「片棒」、
3人並べておいて、1人1人に言わせるのだな。
サゲまでいかず、
途中(2人目の最後まで、だったか?)で切っていた。
得意ネタ集、という感じで安心して聞いていられたが、
半分くらい寝てしまっていた。(そんな訳で、あまり覚えていない)
この後文福などを聞く体力がないだろうな、と思ったので
仲入までで帰った。
正月の興行は初詣帰りに入る一般の人も多いだろうから、
こんな感じのごく軽い、得意ネタ集、で良いのだろう。