※画像をクリックすると「楽天」のページに飛びます
筆者は大学卒業後「ゴールドマン・サックス」に入社、
退職して「ハーバード」でMBAを取得し、
「マッキンゼー」に入社して、現在は会社を経営している。
この「ゴールドマン・サックス」「ハーバード」「マッキンゼー」には
共通する考え方・価値観、仕事の流儀があり、
その「基本を徹底する」点に関して紹介している本。
それは
■人との「つながり」を大切にする
■「自分磨き」を一生継続する
■「日々の成果出し」に強くこだわる
■「世界的な視野」を常に意識する
の4つのポイントに整理できる、と筆者は紹介している。
# ただ、本書の章分けは6つになっている。
個人的には、「4つのポイントに整理できる」と書かれたら
章分けも4つになっているだろう、と考えるので、
そこが4つになっていないのは分かりづらいし、
本当にその4つに整理するのが妥当なのか?疑問を持ってしまう。
本書では上記4つのポイントから具体的に48の「基本」を紹介している。
それぞれの「基本」は、
確かに「基本」と思われるものと、やや応用的なものが混在している印象だが、
役立つものもあるので、まあ、それはそれで悪くない。
現在の自分に役立つ、参考になると思ったのは以下のような点。
□アメリカ人の初対面の場では、
「如何に自分がビジネスパートナーとして頼もしく、
かつ力のあるビジネスパーソンであり、
また一個人としてフレンドリーな人物であるという印象を与える」
ことが重要。
□「すみません」はなるべく使わないようにする。
「ありがとうございます」か「申し訳ありません」にする。
□引き受けた仕事は5分間だけでもすぐやる。
直後だから簡単なことが聞ける。
□「ホウレンソウ」は「報告・連絡・相談」の3つの活動の組み合わせ。
別々の業務ではない。
□プレゼンテーション資料を作成する際に効果的なステップは、
まず手書きで作成してみること。
全体的に「ゴールドマン・サックス」「ハーバード」「マッキンゼー」に
関わる人の考え方、動きなどが紹介されており、
その読み物として良い本、と感じた。
ビジネス関係の「基本を徹底する」を説く本であれば、
他にも良い本はあると思う。