朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

春のラクゴリラ

2009年04月07日 22時50分00秒 | 落語・講談・お笑い
日曜は高田馬場でCDを借り替えた後、
日本橋の「ラクゴリラ」の会へ。

前で道路を掘り起こしており、時々音がする。
わざわざ休みの日にやらんでも、と思う。

客はざっと50人くらい。


「つる」(さん都):△

正月も見たのだが、
その時に比べると表情付けや動きに違和感は持たなかった。
ただ、やはり「貼り雑ぜの小屏風」の件り、
「ぼらが素麺」や「船場のつる」は流れにそぐわない感じがする。
あと、「つー」の手の動きはもう少し大きい(上手まで流す)方が好み。


「隣の桜」(生喬):○-

マクラで右喬のアホ話など。
彼が生喬と1年半しか離れていない、というのは驚いた。エラい違いだ。

ネタは、この人のクセではあるが、丁稚が濃過ぎる感じがする。
「口移し」で殴り合いになる時に、火箸で殴られた旦那の
本当に目を廻した様子が面白かった。

隣の漢学の先生のガラが悪い。
もっと落ち着いて嫌味たらしい人なのかな、と思う。

特に好きなネタではないのだが、
花見の雰囲気などが出ていて良かった。
しかし、ハメの活け殺し、「宿屋仇」と同様だがやはり難しい。
あまり演り手がない訳だ。


「親子酒」(つく枝):○-

マクラで襲名関連の話。少し涙ぐむところもあり。

ネタは「愛想のないうどん屋やな」で通すやり方。九雀からかな。
細かいウケはとれるが、小手先でいじくる感じがあまり好きではない。
文枝ラインの「親子酒」があるはずなのだが。

酔っ払いの雰囲気は良かった。
特に倅の方。親父は少し若い感じ。

下げにもっていく部分、もう少し説明的に(目をこする、とか)
やった方が良いと感じた。
「お前の顔が2つも3つもあるわ」が突拍子がない感じ。


「書割盗人」(こごろう):△+

マクラから長い。面白いのだが、35分も演るネタではない。
南天襲名は本当らしい。「何も問題がなければ再来年」とのこと。
# 「南」の字がつくと、一瞬「旭堂?」と思ってしまうのは
 何かに毒されているのだろう。

ネタは、少しくどい感じがする。
最初の「床の間」のあたり、細かく描く動きを入れているのだが
そこまでする必要はないと思う。
「趣向」ネタで、さらさら演れば良いと思う。

サゲは「死んだつもり」ではなく、
「鍵も描いておけば良かった」というもの。
科白そのものは悪くないが、
盗人が逃げたところで少し空気が変わってしまった感じがする。
持っていき方がまずかったのかな。
ただ、やはり江戸の「だくだくっと血が出たつもり」には及ばないなあ。


「天神山」(花丸):△+

「へんちき」の突拍子のなさがあまり感じられない。
雀三郎の方が好み。

全体に「人情噺」風になっている。
このネタ、どこに力点を置くのかよく分からない私にとっては、
一つの解決策だと思う。
ただ、そんなネタでもないだろう、とも感じる。

子狐の兄弟が泣いている、という部分が長いことや
最後の地の部分で聞かせようとしているところなどが
「人情噺」風、と感じた理由だと思うのだが、
そこに力点を置くものでもないだろう、という感覚。

ではどうするのか?というと、よく分からないのだが。


全員がけっこう長く、3時間近く。
港区立図書館でCDを借り替えて帰宅。
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購買欲の偏り

2009年04月05日 08時24分00秒 | 身の回り
昨日はあまり遠出せず。

昼前になって、
「薬が切れそう」と思い出して医者へ。
自分の感覚では、
だいたい良い状態になっているのだが
若干不安がまだある、というところ。
気が乗らなければまた休んでしまいそうな感じ。
単にサボりたいだけかも知れない。

図書館でCDを借り替え。
八王子でヨドバシカメラ・ブックオフと廻るが、
「買ってもいいかな」と思いつつ「なくてもええやろ」と考え直して
結局買わない。
何か、元々さほど旺盛ではない物欲・購買欲てなものが、
さらに減退している気がする。
景気のせいかどうか分からないが。

府中に出る。
「桜祭り」とやらで、歩行者天国になっている桜並木の下を通る。
さほど人ごみもひどくなく、気が狂うほど満開でもなく、
丁度良い雰囲気。

図書館でCDを借り替え。
駅の本屋で「35歳で独身で」集を買う。
「OL進化論」の中で毎週1、2本は入っているシリーズを
テーマに分けてまとめたもの。

※画像をクリックすると、楽天のページに飛びます


内容は、まあ、外れなし。
ただ、日頃1週間に1本読むだけのシリーズが、
集められて純化すると少ししんどい感じもする。
あと、紙の質がけっこう良く、厚みの割に本数が少ない。

しかし、我ながら、購買欲を向ける方向が偏っているなあ。

まっすぐ帰宅。
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敗戦間近か?

2009年04月04日 18時39分27秒 | 政治
「本当にミサイル落とせるのか」=誤情報に怒り、混乱-秋田、岩手の市民ら(時事通信) - goo ニュース

この瀬戸際に「発射した」なんて誤報を流すようじゃ、
危機管理のレベルも知れている。
根本的に、「国土を守る」ことなんか無理な気がする。
勿論、逆の間違いよりはマシだが。

忘れてはならないのは、
「迎撃する」ことが目的ではなく、
「日本国土に被害が及ばないようにする」ことが目的であるべきだ、
ということ。

誤って普通に飛んでいる「人工衛星」を撃ち落して
非難の言質を与えたり、
迎撃するために発射した弾頭が国内で被害を巻き起こすと
何のための迎撃か訳が分からんことになる。
そして、その可能性が高いような気がしてならない。
杞憂に終わることを祈るのですが。

もっと言えば、
発射されてしまえば外交的には「敗戦」だろう。
中国・ロシアを巻き込んで
撃たさないようにするための努力を続けるべきだと思う。

# 戦争をおっ始めたい人は、
 満州事変の時のように「北朝鮮から攻めてきた」形にしたいんだろうけど。
 キチガイ国家と真っ向勝負してどうするんだ。
 まあ、戦争は「穴を掘ってまた埋める」同様、
 有効な景気対策でしょうけどね。
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露の五郎死去

2009年04月03日 22時02分26秒 | 落語・講談・お笑い
購読しているメルマガで見るまで知らなかったのだが、
露の五郎(今は五郎兵衛か)が亡くなったらしい。

「怪談」で語られることが多いようだが、
私にはあまりその印象はない。江戸に勝るものではないし。
クサい芸、わざとらしいアホの声が嫌いだし、
生ではクソ下品な「浮世床」ばっかり聞かされた印象がある。
「鹿政談」は良かったし、
「仁輪加」を残したのは一つの功績だとは思うが。

中2階の人々(あとは文文)がこれでいなくなったんだなあ、
という感慨はあるが、
いい年でもあるし、まあ、大勢に影響はないでしょう。
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