日曜は高田馬場でCDを借り替えた後、
日本橋の「ラクゴリラ」の会へ。
前で道路を掘り起こしており、時々音がする。
わざわざ休みの日にやらんでも、と思う。
客はざっと50人くらい。
「つる」(さん都):△
正月も見たのだが、
その時に比べると表情付けや動きに違和感は持たなかった。
ただ、やはり「貼り雑ぜの小屏風」の件り、
「ぼらが素麺」や「船場のつる」は流れにそぐわない感じがする。
あと、「つー」の手の動きはもう少し大きい(上手まで流す)方が好み。
「隣の桜」(生喬):○-
マクラで右喬のアホ話など。
彼が生喬と1年半しか離れていない、というのは驚いた。エラい違いだ。
ネタは、この人のクセではあるが、丁稚が濃過ぎる感じがする。
「口移し」で殴り合いになる時に、火箸で殴られた旦那の
本当に目を廻した様子が面白かった。
隣の漢学の先生のガラが悪い。
もっと落ち着いて嫌味たらしい人なのかな、と思う。
特に好きなネタではないのだが、
花見の雰囲気などが出ていて良かった。
しかし、ハメの活け殺し、「宿屋仇」と同様だがやはり難しい。
あまり演り手がない訳だ。
「親子酒」(つく枝):○-
マクラで襲名関連の話。少し涙ぐむところもあり。
ネタは「愛想のないうどん屋やな」で通すやり方。九雀からかな。
細かいウケはとれるが、小手先でいじくる感じがあまり好きではない。
文枝ラインの「親子酒」があるはずなのだが。
酔っ払いの雰囲気は良かった。
特に倅の方。親父は少し若い感じ。
下げにもっていく部分、もう少し説明的に(目をこする、とか)
やった方が良いと感じた。
「お前の顔が2つも3つもあるわ」が突拍子がない感じ。
「書割盗人」(こごろう):△+
マクラから長い。面白いのだが、35分も演るネタではない。
南天襲名は本当らしい。「何も問題がなければ再来年」とのこと。
# 「南」の字がつくと、一瞬「旭堂?」と思ってしまうのは
何かに毒されているのだろう。
ネタは、少しくどい感じがする。
最初の「床の間」のあたり、細かく描く動きを入れているのだが
そこまでする必要はないと思う。
「趣向」ネタで、さらさら演れば良いと思う。
サゲは「死んだつもり」ではなく、
「鍵も描いておけば良かった」というもの。
科白そのものは悪くないが、
盗人が逃げたところで少し空気が変わってしまった感じがする。
持っていき方がまずかったのかな。
ただ、やはり江戸の「だくだくっと血が出たつもり」には及ばないなあ。
「天神山」(花丸):△+
「へんちき」の突拍子のなさがあまり感じられない。
雀三郎の方が好み。
全体に「人情噺」風になっている。
このネタ、どこに力点を置くのかよく分からない私にとっては、
一つの解決策だと思う。
ただ、そんなネタでもないだろう、とも感じる。
子狐の兄弟が泣いている、という部分が長いことや
最後の地の部分で聞かせようとしているところなどが
「人情噺」風、と感じた理由だと思うのだが、
そこに力点を置くものでもないだろう、という感覚。
ではどうするのか?というと、よく分からないのだが。
全員がけっこう長く、3時間近く。
港区立図書館でCDを借り替えて帰宅。
日本橋の「ラクゴリラ」の会へ。
前で道路を掘り起こしており、時々音がする。
わざわざ休みの日にやらんでも、と思う。
客はざっと50人くらい。
「つる」(さん都):△
正月も見たのだが、
その時に比べると表情付けや動きに違和感は持たなかった。
ただ、やはり「貼り雑ぜの小屏風」の件り、
「ぼらが素麺」や「船場のつる」は流れにそぐわない感じがする。
あと、「つー」の手の動きはもう少し大きい(上手まで流す)方が好み。
「隣の桜」(生喬):○-
マクラで右喬のアホ話など。
彼が生喬と1年半しか離れていない、というのは驚いた。エラい違いだ。
ネタは、この人のクセではあるが、丁稚が濃過ぎる感じがする。
「口移し」で殴り合いになる時に、火箸で殴られた旦那の
本当に目を廻した様子が面白かった。
隣の漢学の先生のガラが悪い。
もっと落ち着いて嫌味たらしい人なのかな、と思う。
特に好きなネタではないのだが、
花見の雰囲気などが出ていて良かった。
しかし、ハメの活け殺し、「宿屋仇」と同様だがやはり難しい。
あまり演り手がない訳だ。
「親子酒」(つく枝):○-
マクラで襲名関連の話。少し涙ぐむところもあり。
ネタは「愛想のないうどん屋やな」で通すやり方。九雀からかな。
細かいウケはとれるが、小手先でいじくる感じがあまり好きではない。
文枝ラインの「親子酒」があるはずなのだが。
酔っ払いの雰囲気は良かった。
特に倅の方。親父は少し若い感じ。
下げにもっていく部分、もう少し説明的に(目をこする、とか)
やった方が良いと感じた。
「お前の顔が2つも3つもあるわ」が突拍子がない感じ。
「書割盗人」(こごろう):△+
マクラから長い。面白いのだが、35分も演るネタではない。
南天襲名は本当らしい。「何も問題がなければ再来年」とのこと。
# 「南」の字がつくと、一瞬「旭堂?」と思ってしまうのは
何かに毒されているのだろう。
ネタは、少しくどい感じがする。
最初の「床の間」のあたり、細かく描く動きを入れているのだが
そこまでする必要はないと思う。
「趣向」ネタで、さらさら演れば良いと思う。
サゲは「死んだつもり」ではなく、
「鍵も描いておけば良かった」というもの。
科白そのものは悪くないが、
盗人が逃げたところで少し空気が変わってしまった感じがする。
持っていき方がまずかったのかな。
ただ、やはり江戸の「だくだくっと血が出たつもり」には及ばないなあ。
「天神山」(花丸):△+
「へんちき」の突拍子のなさがあまり感じられない。
雀三郎の方が好み。
全体に「人情噺」風になっている。
このネタ、どこに力点を置くのかよく分からない私にとっては、
一つの解決策だと思う。
ただ、そんなネタでもないだろう、とも感じる。
子狐の兄弟が泣いている、という部分が長いことや
最後の地の部分で聞かせようとしているところなどが
「人情噺」風、と感じた理由だと思うのだが、
そこに力点を置くものでもないだろう、という感覚。
ではどうするのか?というと、よく分からないのだが。
全員がけっこう長く、3時間近く。
港区立図書館でCDを借り替えて帰宅。