2018.5.15 奥日光「竜頭の滝」側道の最下部(不動堂裏手)で撮影
「トウゴクミツバツツジ(東国三つ葉躑躅)」:ツツジ科 ツツジ属の落葉低木で標高の高い山地に自生する。同属の「ミツバツツジ」よりも花期がやや遅く、5月中旬から6月上旬にかけて赤紫色の花を咲かせる。関東に多く見られることからこの名がつけられた。
例年5月下旬頃になると、奥日光「竜頭の滝」の210mにも及ぶ流域の側道沿いや対岸に見事に咲き揃い、多くの観光客が訪れる。中禅寺湖畔から奥日光最深部の湯ノ湖畔へと標高差順に咲き続け、新緑の美しい季節に鮮やかな彩りを添える。
この日中禅寺湖畔ではほぼ満開で、竜頭の滝では下部のほんの一部だけが咲き始めていた。二枚目の写真は滝つぼ下流の渓流にかかる石橋の上から撮影したもので、中禅寺湖畔とはちがい芽吹いたばかりで花もまだ半開きの状態になっていた。来週頃からは開花が進んでくることだろう。
中禅寺湖畔の「トウゴクミツバツツジ」と新緑
「中禅寺金谷ホテル」敷地内の「トウゴクミツバツツジ」も満開
この後初夏に入る頃からは、千手ヶ浜の九輪草をはじめ戦場ヶ原辺りのズミ、レンゲツツジ、ワタスゲ、その他色とりどりの花が次々と咲き続ける。今年は気温の上昇が例年よりも早く、すこし早めに咲き始める花が多いかもしれない。奥日光の一年で最も美しい花風景が楽しめる季節になってきている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます