「シラサギ」(白鷺)の仲間ではダイサギ、チュウサギ、コサギ がよく知られている。なかでも「コサギ」はこれら三種のなかではいちばん小型ですっきりとしたきれいな姿をしている。コサギは季節を問わずクチバシと脚は黒色で足の指が黄色なのが特徴で、写真のように後頭部に冠羽(冠毛)があるのでわかりやすい。図鑑などには冠羽は夏に見られると書いてあるが、まだ春先なので不思議に思い時間をかけて調べてみると、たまに冬でも冠羽がついている鳥もいるのだそうだ。今日はかなりめずらしいコサギに出合ったことになる。
いちばん大型のシラサギが「ダイサギ」、中型が「チュウサギ」だが、ともにクチバシは冬には黄色で夏には黒色に変わる。厳密に言うと他にも季節によって色が変わる部分があるので複雑でとても覚えきれない。「コサギ」をしっかり覚えて他は体の大きさの順でだいたいわかればいいのではないかと思ったりする。
千葉市中心部の千葉公園散歩中に大賀ハス池の中にシラサギがいたのでしばらく観察していた。近づいてもまったく逃げたりせずひたすらエサを探していた。三枚とも「コサギ」であることはまちがいない。クチバシも脚も黒く後頭部には冠羽が見える。二枚目と三枚目は別の鳥だがどちらも一瞬の早業で獲物を捕らえた。鳥の撮影は難しくてこれまであまり経験したことがないが、レンズを通してすばやい動きを追っているととても楽しい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます