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2019.6.9 撮影
ゴイサギはシラサギやアオサギとともに同じ場所に集まって巣をかける。このような集団繁殖地は「コロニー」と呼ばれ、ここ千城台野鳥観察園内の「おむすび山」はまさにそのコロニーになっている。写真のようにゴイサギの巣と右端のアオサギの巣はすぐ近くにある。ゴイサギの成鳥は左上に一羽と中ほどの葉の繁みに半分隠れた別の巣の中に頭だけが見えている。
ゴイサギの成鳥は頭と背は目立つ青色で胸から腹にかけては白色になっていて見つけやすい。左上の親鳥には頭に白い「冠毛」が生えているが、これは調べてみると繁殖期だけに見られるという。ゴイサギのひな鳥は親鳥とはまったく違う色合いで、全身が褐色で覆われ小さな白いまだら模様がある。
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ゴイサギのひな鳥は昨年までにも何度か観察したことがあるが、すこし大きくなると極めて動きが活発になり、写真のように一羽だけで巣から飛び出して見ていてはらはらするほど極めて大胆に動き回る。アオサギやシラサギのひな鳥はかなり大きくなっても巣の中で大きく羽ばたき練習するくらいで、このように完全に巣から離れて危なっかしく動くのは見たことがない。
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この巣の中のアオサギのひな鳥は体はもう親鳥と変わらないほど大きく成長してはいるが、時々羽ばたきすることはあっても親鳥がエサを運んでくるまで巣の中から出ることはない。
すぐ上にゴイサギの巣がある。ずっと見ていても親鳥は動かないので、ここではおそらく親鳥がまだ卵あるいは幼いひな鳥を抱えているのかもしれない。
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