8月になると 戦中 戦後 原爆のことを 新聞で目にするようになり どうしても 当時のことを 思い出す。
小学校の 朝礼の時 校長先生が 昨日 空襲の中を うさぎ当番を守った人がいた… 偉かった…と誉めてくださった。
誉められて 又 涙が頬を流れた。
恥ずかしいので 急いで手のひらでこすった。 そして 大きな声で
( 私たちは 日本の子どもです。 先生の教えに従い よい国民になります ) と 全員唱和に 加わった。
前の日が うさぎ当番だったのに 警戒警報… 空襲警報…と続いていた。
母が 危ないからいけませんーと どうしても出してくれない…
ポンポン草を たくさん摘んで 仕度をしているのに…
警報が解除されると 気をつけてねーと出してくれた。防空頭巾をかぶって 学校 まで 走りに走った。母が 女学生の姉をつけてくれて 姉も一緒だった。
うさぎ小屋にたどり着いて そして…
突然 ポンポン草を放り投げて 姉と二人で わぁー わぁー泣いた。
親のうさぎも 赤ちゃんうさぎも みんな死んでいるのを 見てしまったのだ…
職員室に走って 先生に 誉めてもらったけれども 学校の下駄箱の前で いつまでも 泣いていた。
その日1日の 人間の命も わからない時に 母がうさぎの命も 尊いことを 教えてくれた。
子どものこころの中にある 優しさを 大人たちは 可能な限り 守り 育てなければいけないと思う。
平和な時も そうでない時も…
小学校の 朝礼の時 校長先生が 昨日 空襲の中を うさぎ当番を守った人がいた… 偉かった…と誉めてくださった。
誉められて 又 涙が頬を流れた。
恥ずかしいので 急いで手のひらでこすった。 そして 大きな声で
( 私たちは 日本の子どもです。 先生の教えに従い よい国民になります ) と 全員唱和に 加わった。
前の日が うさぎ当番だったのに 警戒警報… 空襲警報…と続いていた。
母が 危ないからいけませんーと どうしても出してくれない…
ポンポン草を たくさん摘んで 仕度をしているのに…
警報が解除されると 気をつけてねーと出してくれた。防空頭巾をかぶって 学校 まで 走りに走った。母が 女学生の姉をつけてくれて 姉も一緒だった。
うさぎ小屋にたどり着いて そして…
突然 ポンポン草を放り投げて 姉と二人で わぁー わぁー泣いた。
親のうさぎも 赤ちゃんうさぎも みんな死んでいるのを 見てしまったのだ…
職員室に走って 先生に 誉めてもらったけれども 学校の下駄箱の前で いつまでも 泣いていた。
その日1日の 人間の命も わからない時に 母がうさぎの命も 尊いことを 教えてくれた。
子どものこころの中にある 優しさを 大人たちは 可能な限り 守り 育てなければいけないと思う。
平和な時も そうでない時も…