おばあちゃんのコクラ日記

ピアノとぬかみそ 台所からの風景

きぬかつぎ

2021-06-15 17:36:00 | 日記
きぬかつぎを辞書で引くと さといもの子を皮付きのまま

茹でて食べるものとある。

今年も 与論島の貴重なサトイモを頂いた。

早速洗って茹でて食卓へ。

皮をむいて塩をつけて食べる。ねっとりして、まるで絹のような感触。

美味しい 美味しい。


戦争中は無かったけれども 戦後小芋が手に入るようになってからは

毎年 母がきぬかつぎですよと作ってくれた。

このようにきれいな小芋ではなく 大きいの、小さいの

ひげ もじゃもじゃのものいろいろだった。

それでも嬉しいきぬかつぎだった。

当時は 八月のお盆をすぎてからの初秋の食べ物だった。




梅雨の季節に このように立派な小芋が食べられるとはーー。

与論島の恵まれた食材。そしてそれを孫に送って下さる誠君の

ご家族の優しさ暖かさに触れさせていただいているのです。