おばあちゃんのコクラ日記

ピアノとぬかみそ 台所からの風景

春を食卓に

2020-02-15 21:57:48 | 日記
昨日も今日も寒くなかった。異常気象でも暖かいのは有り難い。

マーケットで、菜の花とふきのとうを求める。

持ち帰って早速蕗の薹を茹でる。しばらく水につけてあくぬきをする。細かく刻み酒としょう油で味をつけるも

菜の花は一番だしをかけてお浸しに。

炊きたてのご飯に蕗の薹の春の香りとほろ苦さが美味しいこと。

今年もふきのとうと菜の花と会うことができたことも、おばあちゃんの幸せ。

来週は又厳しい寒さの予報だけれども
春はそこまで来てる。嬉しい。










550番

2020-02-13 11:15:48 | 日記
おばあちゃんの子供の頃の我が家の電話番号は 550番だった。

戦争中のある日にその電話が無くなった。取り外された後には柱に電話の跡が
残っていてなんとも言えない寂しさだった。

供出しなければいけないの。供出よ。と
大人の話から聞こえてきた。

それからしばらくすると、学校の先生から、家にある仏壇の仏具、お鍋、弁当箱、飛行機を作る材料になるものを供出
するように言われた。

先生にと言われたら持っていきたいのが子供。

母に大きな蒸器と弁当箱をだしてもらって先生に渡しましたよ。渡すところにはつぶされた鍋、釜が一杯。受け取った先生が太い木刀で私の目の前で大きな音で叩き割ったのです。お鍋とお弁当箱が可哀想でなみだでした。

これも供出。

お釜が有ってもお米がない。弁当箱が有っても、入れるご飯がない。これが戦争。

供出を辞書で調べると、国などの要請求めにおおじて、金、ものを差し出すこと。とある。これが戦争。

原子爆弾と弁当箱の戦争でした。

電話番号の550番。忘れていませんよ。






ゆず大根

2020-02-09 20:12:38 | 日記
新聞の料理メモに ゆず大根を目にする。

大根もゆずも台所にある。やってみましょうとこころが動く。

使い残りの大根を計ってみると320グラム。皮をむいてぴったりの300グラム。

レシピ通りに一センチ角の拍子木切りに。

塩をしてしばらくおいて水分をしぼり
砂糖大さじ2、酢大さじ一杯半
柚子の果汁に柚子の皮の細切り。

パリパリと美味しいこと。漬け物ではなくて、箸休めにおすすめよ。





寒波

2020-02-06 20:57:07 | 日記
昨日今日とても寒い。寒いの苦手と言いながらも ボタンを押せばエアコンから暖かい風を頂ける。ひねればお湯が出る有り難さの中の毎日です。

庭に下りると貝母の芽吹きに春の兆しを見せてもらう。



椿はメジロのお食事どころ。花にもぐって密を吸うので花はキズだらけにーー








台所も好き

2020-02-02 21:16:59 | 日記
我が家のキッチンは どうしても台所と呼びたい。台所から生まれるものをしっかり食べる。

買い物が便利で美味しいものがあれば、買って食べるのかもしれない。でも
近くには何もない買い物難民。

作るのが好きで良かった。

手元にある材料で、なにが出来るか考えるのも楽しい。

昨日は魚屋で綺麗な真鯖一匹をシメサバにするから、三枚に下ろしてもらった。

腹骨をとってもらう。一匹千円。お値段も立派。

持ち帰って真っ白に塩をして、一時間ちかくおいて酢洗いして酢に漬けて半身をしめさばに。半身はしめさばの焼き魚用にカットして次の日に。

息子と二人の食卓にビールと日本酒でしめさばの美味しかったこと。

しめさばの焼き魚、これがまた美味しくて、大根おろしをたっぷりそえて食べる。大根おろしは力仕事、これは若い人に頼む。

ほうれん草の胡麻和え。かぼちゃの甘煮
白菜の漬け物。

息子は自作の徳利とぐい呑で、楽しんでいましたよ。

台所好き、台所から生まれるもの大好き。