![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/37/3f66344d9fdca13f3b885f5d14b32687.jpg)
引っ越しの荷物整理で最後に残った膨大な写真とロシアのがらくた。
段ボールの中からやっと発掘したのが、北方領土・国後島の写真。
ビザなし渡航に参加した元島民ご親族の方からいただいたもので、
お話をうかがったのはもう5年くらい前のこと。
北方領土へのビザなし渡航の目的は、ひとつには墓参、
そして「ビザなし」で渡ることにより日本の領土であることを
ロシア側に知らしめる政治目的も当然あるだろうけれど、
元島民が世代交代しつつある今は、よりよい解決策を探るために
日ロ双方の関係者が交流を深めることに主眼が置かれているもよう。
写真で見る限り、インフラはまだまだ整備されていないようだが、
参加者の心に残るのは、やはりロシア流「おもてなし」。
家庭訪問を通じて仲良くなったロシア人にお礼を書きたい、と
お手紙のロシア語翻訳を頼まれたのだけれど、文面からは
心づくしの手料理やバーニャ体験に感激したこと、
片言のやりとりで、もどかしいながらも楽しい時間を過ごしたこと、
そして相手の健康をいたわる気持ちなどなどが伝わってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/81/68186263fa6d4b6694f09e42d7cc7026.jpg)
「クリル諸島はロシアの領土」の文字が。
国のプロパガンダと当事者たちの間には
ちょっと温度差があるような…。
じつは、別ルートから択捉島の写真もいただいている。
こちらは残念ながらお見せできないのですが…。
当ブログで何度もご紹介したヴォロネジの美少年シンガー、
ヴラッド・クルツキフ君のおばさんは、択捉在住なのだ。
「おばさん」といっても、若くて超美人!
日本語ペラペラで、ビザなし渡航の通訳もしているらしい。
写真には、美人通訳の隣で愛想笑いする日本の某政治家が…(笑)。