ぷいぷいぷい、と耳慣れた声がするので見上げれば
久々に空バックでワカケホンセイインコの全身を拝めました。
いつもは鳴きながら空高く飛んでいく小さな影か、
声はすれども木々の緑に隠れて見えないかのどちらかで、
じっくり姿を見たのは、たぶん8年ぶり。
代々木公園の近くに住んでいたときは、
毎朝公園の特定の木に集まる群れを観察していたもの。
10年以上前に、当時ワカケの一大ねぐらだった東工大を
友人と一緒に見に行ったこともありました。
代々木公園に来ていた群れも、おそらく早朝、東工大を発ち、
公園の小山に立つ木で一休止して、そこからさらに
エサを求めて移動していたと思われます。
その仮説を立証しようと、コンパスを持ち歩き、
飛んでくる方角と、飛んで行く方角を測ったりもしましたが、
そのうちに東工大からねぐらが移動してしまい、
こちらも北海道に移転することになってワカケとはしばし縁切れに。
真冬は零下20℃になる極寒の地にも、スズメやカラスやカラ類などなど
見慣れた鳥たちが健気に生きていましたが、さすがに熱帯の鳥はいません。
なので5年ぶりに東京に戻り、上空にワカケの声を聞いたときは、
ああ、東京だー、としみじみ思ったのでした。
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