S先生がモスクワからご帰還。恒例のロシアみやげをいただく。
黒パンとロシアチョコの組み合わせが、ここ何年かの定番なのだが、
今年のロシアチョコはいつもと違う「ご当地」シリーズ。
S先生のご子息の奥さま、カーチャさんの出身地
スタールィ・オスコルのお菓子工場スラビャンカ製だそう。
一番気になったのがこの包み紙。
ガリバー旅行記の『巨人の国』シリーズのひとつ。
これはコワイ、人間サイズの鳥!
スタールィ・オスコルは、ウクライナに隣接するべルゴロド州の古都。
1571年、タタールの襲撃に備え、南の国境警備を強化するために
イワン雷帝が砦を築いたのが町の始まりなのだそう。
お菓子づくりの歴史も古く、もともとは灯油生産に使われていた大きな釜が、
パンづくりに転用され、やがて養蜂が始まって蜂蜜がとれるように。
さらに周辺の森ではクルミがたくさんとれたこともあり、
お菓子づくりが盛んになったのだとか。
そして1932年に創業したのがお菓子工場スラビャンカ。
その名のとおり、スラブ女性がブランドマーク。
こんな可愛いマトリョーシカチョコも出してます。
以前、子供音楽スタジオ「ヴァルシェブニキ・ドヴァラ」の子らと
バスで訪ねた町シェべキノは、このスタールィ・オスコルのすぐ近く。
素朴な甘さのチョコを食べながら、当時を懐かしく思い返す。
あー、あれから5年。少年たちは青年になってしまったぞ~。
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