――「少年誌に載った初めての少女漫画」と、或る人曰く。
ポポポポッポンポポッポンポポンポン♪ポポポポッポンポポッポンポポン♪
ポポポポッポンポポッポォンポポォン♪
ポロポロポロポロポロポロポロポロロン…♪
綺麗~なァひぃとぉ~とォ♪
擦ぅれちぃがうたぁびにィ♪
途端に元気になぁるのォ♪
困った人ねマイ・ダーリン♪
宇宙~ぅでぇ~1番のォ…♪
浮ぁ気な・男の子ォ…♪
好きぃ~にすればい~わァ~♪
バァ~イバイ!!――しちゃうからァ~~~♪
――ズッズンッズズン♪――ツツツツツ…♪
探し回ってぇみてぇもォ♪ こころぼそいな・こぉころぼそいなァ♪
――チャラッ♪
愛は見・つっからぁずゥ♪ こころぼそいな・こぉころぼそいなァ♪
――チャラッ♪
身が縮ぃ・まぁりそ・お♪ こころぼそいな・こぉころぼそいなァ♪
――チャラッ♪
何時もフラフラキョロキョロォ♪
愛は愛は♪ 何処へやらァ♪
ポポポポッポンポポポッポンポポォンポン♪
ポポポポッポンポポッポンポポン♪
宇宙~ぅでぇ~1番のォ…♪
浮ぁ気な・男の子ォ…♪
好きぃ~にすればい~わァ~♪
バァ~イバイ!!――しちゃうからァ~~~♪
――ズッズンッズズン♪――ツツツツツ…♪
探し回ってぇみてぇもォ♪ こころぼそいな・こぉころぼそいなァ♪
――チャラッ♪
愛は見・つっからぁずゥ♪ こころぼそいな・こぉころぼそいなァ♪
――チャラッ♪
身が縮ぃ・まぁりそ・お♪ こころぼそいな・こぉころぼそいなァ♪
――チャラッ♪
何時もフラフラキョロキョロォ♪
愛は愛は♪ 何処へやら♪――チャラッ♪
第43話~66話迄のEDタイトルは『心細いな』、作詞は地恵子シュレイダー氏&寛川翔氏、作曲は小林泉美氏、編曲は星勝氏、歌ってるのはヘレン笹野氏。
15分1話から30分1話の構成へ。
心機一転再スタートを祝って(?)変更されたEDは、ラムの溜息が聞こえて来そうなアンニュイさでした。(悪いと思ってる訳じゃないよ)
「君去りし後」等でBGMとして利用され、非常に効果を上げていた印象が残ってる。
告白すると…ラムが踊ってるダンス、子供の頃真似して踊ってました。(恥笑)
な~んて事を友人に言ったら、「実は私も、ED『夢はラブミーモア』に合せ、歩道橋スキップして渡った過去が有るんだ…」なんて告白を受けた……皆馬鹿ばっかりで嬉しいな~。(笑)
今回は原作漫画についての話――
説明不要でしょうが、『うる星やつら』は高橋留美子氏が、1978年39号~1987年8号迄、週刊少年サンデー誌上で連載した作品。
連載当初、高橋氏はデビューし立ての大学生だった為、卒業する迄は不定期連載を続けてました。
と言いますか、当初は5回で終了予定だったのが、人気が高かったので長期連載化した感じ。
結果、最終回的エピソードが、少なくとも3つ存在するという。(笑)
後の少年漫画を、以下に挙げた様に、大きく変えた作品かと。
1)劇画を衰退させた…少年誌ではそれまで劇画が主流だったのですが、『うる星』がヒットした頃より、加速度的に劇画が減って行った。
実は高橋氏、『ゴルゴ13』等の漫画原作で有名な小池一夫氏が「劇画の衰退を食い止める為」に開いた劇画塾の生徒だったのですが…皮肉な事に彼女が劇画の衰退を一気に早めてしまったのです。(笑)
キャラのスタイル(特に女性)なんかは劇画らしい肉感的なものでしたが、顔は今迄の少年漫画ではあまり観られなかった、目が大きく可愛い趣きだった。
顔は可愛く体はセクシー…この画風が爆発的にヒットした。(氏曰く、ウケるだろうと思って、デビュー後、そういう画風に変更したそうな)
そうして彼女の描く女性キャラが大いにヒットしたお蔭で…
2)少年漫画に女キャラが増えた…今迄はヒロイン位しか主立って出なかったのが、ライバル姉妹母親教師友人先輩後輩アイドル幼馴染幼妻メイドロボ異星人異次元人地底人妖怪悪魔天使に女神様と、果てしなくバラエティ豊かになって行った。
1作品の中で可愛い女の子が乱舞するパターンは、『うる星』が確立したものでしょう。(笑)
3)少年漫画でラブコメブームを興した…それ迄は少年誌で恋愛を主体とした漫画は殆ど無かったのです。
ラブシーン自体は描かれてても、「ヒーローが女と恋に生きる等、有ってはならない事」という、暗黙のルールが敷かれていた。
例えば1968~1973年迄連載されていた『あしたのジョー』は、原作者梶原一騎(高森朝雄名義)氏の発案では、「ヒロイン白木葉子と結ばれ、静かに余生を送るジョー」という最終回が予定されていたのだそうな。
しかし漫画執筆を担当していたちばてつや氏がそれに猛反発、「そんなの男の生き様じゃねぇ!!」なぞと言って、あの「真っ白に燃え尽きた」オチに無理矢理持ってったそうな。(ウィキより)
『うる星』が出る迄は、少年漫画におけるヒロインの立場は、あくまでヒーローの添え物。
ラストは夢に生きる道を選び、自分の元から去って行くヒーローに泣きながら縋り、そして諦め、見送り…着ては貰えぬセーターを涙堪えて編んでます~るるる~というのが王道だった訳です。
そんな時代に、永井豪氏が戦うヒロイン漫画『キューティーハニー(1973年)』を少年誌で発表、少年漫画の中でのヒロインの地位を向上させた。
高橋氏はその流れを推進させ、更に「男が恋に生きたって良いじゃない」と、作品を通して発表した訳ですよ。
「恋愛要素は必ず入れる。でないと面白くならないと考えてるから。」
…と語るくらい、高橋氏はラブストーリー好き。(でもデビューし立ての頃は、あんま恋愛要素を入れて描いてはいなかったんだけどね…)
少年漫画タッチの少女漫画と言えなくもない氏の作風は、同じく少年漫画的な少女漫画を好む女性層と、本音戦いより恋に生きたい軟弱男性層(失礼)を多く取り込んだのです。
同じ頃活躍し始めたあだち充氏と共に、以後長い期間に渡って、ラブコメ少年漫画のカリスマ扱いでした。(今もか)
今、多くの女性読者が少年漫画を読む様になりましたが、それは高橋氏の漫画が少年誌に載った頃から広がった動きかと。
「初期の高橋氏のファンは男性が多かった」と言われてますが、実際には男女両方から人気が有った。(男性ファンの急激な増加は、アニメ化からのものでして)
高橋氏、鳥山氏、あだち氏は、少年漫画に女性読者の目を惹き付ける切っ掛けを担った最大的功労者だろうと、自分は考えとります。
4)ヒーローとヒロインがくっ付かない…車田正美氏作『リングにかけろ(1977~1983年)』なんかもそうだけど…あの作品はヒーローとヒロインが姉弟の関係だから、初めからくっ付け様が無かった訳で。(笑)
忘れられがちな事実ですが、うる星の本来のヒロインは『しのぶ』でした。
ラムにあたるとの間を掻き回されているけれど、「最終的にはラムは星に帰り、しのぶはあたると結ばれる」という未来話が、漫画の中で描かれておった訳ですよ。
――所が何故か途中からラムにヒロイン交代、彼女があたるとくっ付く事になったのでした。
恐らくラムのが圧倒的に人気を呼んだからでしょうが…これ…初期の頃のファンから見たら、とんでもねェ変更だったんじゃねーかと。
だって今の時代の漫画に例えるなら…「『名探偵コナン』のヒロインは蘭ちゃんだけど、哀ちゃんのが人気高い。じゃあヒロインは哀ちゃんに変更して、彼女と主人公の新一をくっ付ける方向に変えましょう!」ってなもんでしょう。
蘭ちゃんファンからしてみたら、堪ったもんじゃないですよ。(笑)
自分が聞いた限りでは、やっぱりそれが理由で作品から離れたファンが、少なからず居たらしい。
ただ初期の変更だったのが幸いしたっつか…むしろ変更入った後から、うる星人気って高まったんで、減ったファンより増えたファンのがずっと多く、有耶無耶の内に許されたんでしょうな~。(笑)
兎も角まぁ…『うる星』以前は「ヒーローはヒロインとくっ付くのが当り前」だったのが、『うる星』以降「必ずしもヒーローとヒロインはくっ付かない」という方向が示され、恋愛模様を多様化させるのに役立ったんじゃと。(そして「ヒロインが途中交代する」という事例を、多分初めて作った漫画じゃねーかと…)
『DRAGON BALL(1984~1995年、鳥山明氏作)』や『アイシールド21(2002年~連載中、原作:稲垣理一郎氏、作画:村田雄介氏)』等々、今では多くの作品に見られる様になりましたね。
5)ギャグとシリアスの共存…『うる星』以前は、少年漫画でギャグとシリアスが共存する事は、極めて稀だったのです。
ギャグ漫画は一貫してギャグだけ、シリアス漫画はシリアスだけ…それが普通だった。
しかし『うる星』はギャグ漫画で在りながら、シリアスな展開も入ったりした。
この画期的な試みは、うる星発表以降、富に流行したのです。
実は少女漫画では、こういった表現は当り前の様に出て来てたのですよ。
ギャグだかシリアスだか判然としない漫画ってのは、少女漫画では普通に多く見られたんですな~。(シリアス漫画の筈なのに、急にギャグが出て来たり…)
少年漫画で中々出て来なかった理由は、男性の方が女性より切り替えが上手く出来ないからではと。
言わば高橋氏の女性らしい感性が、そいった表現を可能にしたのでしょう。
以上…挙げた1)、2)、5)については、永井氏が開祖だろうと思うのですが…
作品発表以前、ポツポツと生れてた新しい試みを、より洗練した形で発表し、以後のブームを形作ったのは、『うる星』の功績じゃねーかと、自分は考えて居るのです。
参考)…『ウィキペディア(Wikipedia)』等々。
【私信】
かるらさん…オカルト企画へのお言葉、有難う御座いました!(礼)
元の作品在って書けた文だし…受けるにゃ勿体無さ過ぎな気もしますが。(照笑)
でも褒めて頂き、大変嬉しかったですv
四条さん…ブログをお気に入りに登録しといて良かったなと…や、事はちっとも良くないけど。(汗)
でも本当、ブログ開設して下さってて良かったなと思いました…現在の進行状況を知れて安心出来るから。
早く全て元に戻るよう祈ってます。
…って書いたら…復活されたそうです!(笑)
危惧してたよりずっとお早い復活、良かったですねぇ。(本当に…)
脈絡も無く【先週~今週位にかけてのワンピ感想】
ま だ 引 張 り ま す か …! (汗)
これはアレですか?ナミバトルへの流れ?(しかしそれでは対決した意味が薄れ…)
シンドリーちゃん…初登場時、命令に絶対服従してないんすけど。(笑)
何かキャラの関係が急激に変った気がして混乱…「おのれホグバック~!!」とストレートに向かい難いなぁ。(汗)
正直、反抗的な部分は要らなかった気がする(面白かったけど)…その上で「絶対服従故に融通が利かない」だったら、混乱無く観られたかなと…。(汗)
「魂が無ければ…私の思い通りになるじゃありませんか。」(高橋留美子氏作、人魚シリーズ『約束の明日』より)
…今、頭がルーミックなもんで、思い出しちゃったよ。(汗)
人間とは、哀しい生物だなぁ…。(←いや、ホグバックを見て…ですよ)
ポポポポッポンポポッポンポポンポン♪ポポポポッポンポポッポンポポン♪
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15分1話から30分1話の構成へ。
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説明不要でしょうが、『うる星やつら』は高橋留美子氏が、1978年39号~1987年8号迄、週刊少年サンデー誌上で連載した作品。
連載当初、高橋氏はデビューし立ての大学生だった為、卒業する迄は不定期連載を続けてました。
と言いますか、当初は5回で終了予定だったのが、人気が高かったので長期連載化した感じ。
結果、最終回的エピソードが、少なくとも3つ存在するという。(笑)
後の少年漫画を、以下に挙げた様に、大きく変えた作品かと。
1)劇画を衰退させた…少年誌ではそれまで劇画が主流だったのですが、『うる星』がヒットした頃より、加速度的に劇画が減って行った。
実は高橋氏、『ゴルゴ13』等の漫画原作で有名な小池一夫氏が「劇画の衰退を食い止める為」に開いた劇画塾の生徒だったのですが…皮肉な事に彼女が劇画の衰退を一気に早めてしまったのです。(笑)
キャラのスタイル(特に女性)なんかは劇画らしい肉感的なものでしたが、顔は今迄の少年漫画ではあまり観られなかった、目が大きく可愛い趣きだった。
顔は可愛く体はセクシー…この画風が爆発的にヒットした。(氏曰く、ウケるだろうと思って、デビュー後、そういう画風に変更したそうな)
そうして彼女の描く女性キャラが大いにヒットしたお蔭で…
2)少年漫画に女キャラが増えた…今迄はヒロイン位しか主立って出なかったのが、ライバル姉妹母親教師友人先輩後輩アイドル幼馴染幼妻メイドロボ異星人異次元人地底人妖怪悪魔天使に女神様と、果てしなくバラエティ豊かになって行った。
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3)少年漫画でラブコメブームを興した…それ迄は少年誌で恋愛を主体とした漫画は殆ど無かったのです。
ラブシーン自体は描かれてても、「ヒーローが女と恋に生きる等、有ってはならない事」という、暗黙のルールが敷かれていた。
例えば1968~1973年迄連載されていた『あしたのジョー』は、原作者梶原一騎(高森朝雄名義)氏の発案では、「ヒロイン白木葉子と結ばれ、静かに余生を送るジョー」という最終回が予定されていたのだそうな。
しかし漫画執筆を担当していたちばてつや氏がそれに猛反発、「そんなの男の生き様じゃねぇ!!」なぞと言って、あの「真っ白に燃え尽きた」オチに無理矢理持ってったそうな。(ウィキより)
『うる星』が出る迄は、少年漫画におけるヒロインの立場は、あくまでヒーローの添え物。
ラストは夢に生きる道を選び、自分の元から去って行くヒーローに泣きながら縋り、そして諦め、見送り…着ては貰えぬセーターを涙堪えて編んでます~るるる~というのが王道だった訳です。
そんな時代に、永井豪氏が戦うヒロイン漫画『キューティーハニー(1973年)』を少年誌で発表、少年漫画の中でのヒロインの地位を向上させた。
高橋氏はその流れを推進させ、更に「男が恋に生きたって良いじゃない」と、作品を通して発表した訳ですよ。
「恋愛要素は必ず入れる。でないと面白くならないと考えてるから。」
…と語るくらい、高橋氏はラブストーリー好き。(でもデビューし立ての頃は、あんま恋愛要素を入れて描いてはいなかったんだけどね…)
少年漫画タッチの少女漫画と言えなくもない氏の作風は、同じく少年漫画的な少女漫画を好む女性層と、本音戦いより恋に生きたい軟弱男性層(失礼)を多く取り込んだのです。
同じ頃活躍し始めたあだち充氏と共に、以後長い期間に渡って、ラブコメ少年漫画のカリスマ扱いでした。(今もか)
今、多くの女性読者が少年漫画を読む様になりましたが、それは高橋氏の漫画が少年誌に載った頃から広がった動きかと。
「初期の高橋氏のファンは男性が多かった」と言われてますが、実際には男女両方から人気が有った。(男性ファンの急激な増加は、アニメ化からのものでして)
高橋氏、鳥山氏、あだち氏は、少年漫画に女性読者の目を惹き付ける切っ掛けを担った最大的功労者だろうと、自分は考えとります。
4)ヒーローとヒロインがくっ付かない…車田正美氏作『リングにかけろ(1977~1983年)』なんかもそうだけど…あの作品はヒーローとヒロインが姉弟の関係だから、初めからくっ付け様が無かった訳で。(笑)
忘れられがちな事実ですが、うる星の本来のヒロインは『しのぶ』でした。
ラムにあたるとの間を掻き回されているけれど、「最終的にはラムは星に帰り、しのぶはあたると結ばれる」という未来話が、漫画の中で描かれておった訳ですよ。
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恐らくラムのが圧倒的に人気を呼んだからでしょうが…これ…初期の頃のファンから見たら、とんでもねェ変更だったんじゃねーかと。
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蘭ちゃんファンからしてみたら、堪ったもんじゃないですよ。(笑)
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兎も角まぁ…『うる星』以前は「ヒーローはヒロインとくっ付くのが当り前」だったのが、『うる星』以降「必ずしもヒーローとヒロインはくっ付かない」という方向が示され、恋愛模様を多様化させるのに役立ったんじゃと。(そして「ヒロインが途中交代する」という事例を、多分初めて作った漫画じゃねーかと…)
『DRAGON BALL(1984~1995年、鳥山明氏作)』や『アイシールド21(2002年~連載中、原作:稲垣理一郎氏、作画:村田雄介氏)』等々、今では多くの作品に見られる様になりましたね。
5)ギャグとシリアスの共存…『うる星』以前は、少年漫画でギャグとシリアスが共存する事は、極めて稀だったのです。
ギャグ漫画は一貫してギャグだけ、シリアス漫画はシリアスだけ…それが普通だった。
しかし『うる星』はギャグ漫画で在りながら、シリアスな展開も入ったりした。
この画期的な試みは、うる星発表以降、富に流行したのです。
実は少女漫画では、こういった表現は当り前の様に出て来てたのですよ。
ギャグだかシリアスだか判然としない漫画ってのは、少女漫画では普通に多く見られたんですな~。(シリアス漫画の筈なのに、急にギャグが出て来たり…)
少年漫画で中々出て来なかった理由は、男性の方が女性より切り替えが上手く出来ないからではと。
言わば高橋氏の女性らしい感性が、そいった表現を可能にしたのでしょう。
以上…挙げた1)、2)、5)については、永井氏が開祖だろうと思うのですが…
作品発表以前、ポツポツと生れてた新しい試みを、より洗練した形で発表し、以後のブームを形作ったのは、『うる星』の功績じゃねーかと、自分は考えて居るのです。
参考)…『ウィキペディア(Wikipedia)』等々。
【私信】
かるらさん…オカルト企画へのお言葉、有難う御座いました!(礼)
元の作品在って書けた文だし…受けるにゃ勿体無さ過ぎな気もしますが。(照笑)
でも褒めて頂き、大変嬉しかったですv
四条さん…ブログをお気に入りに登録しといて良かったなと…や、事はちっとも良くないけど。(汗)
でも本当、ブログ開設して下さってて良かったなと思いました…現在の進行状況を知れて安心出来るから。
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…って書いたら…復活されたそうです!(笑)
危惧してたよりずっとお早い復活、良かったですねぇ。(本当に…)
脈絡も無く【先週~今週位にかけてのワンピ感想】
ま だ 引 張 り ま す か …! (汗)
これはアレですか?ナミバトルへの流れ?(しかしそれでは対決した意味が薄れ…)
シンドリーちゃん…初登場時、命令に絶対服従してないんすけど。(笑)
何かキャラの関係が急激に変った気がして混乱…「おのれホグバック~!!」とストレートに向かい難いなぁ。(汗)
正直、反抗的な部分は要らなかった気がする(面白かったけど)…その上で「絶対服従故に融通が利かない」だったら、混乱無く観られたかなと…。(汗)
「魂が無ければ…私の思い通りになるじゃありませんか。」(高橋留美子氏作、人魚シリーズ『約束の明日』より)
…今、頭がルーミックなもんで、思い出しちゃったよ。(汗)
人間とは、哀しい生物だなぁ…。(←いや、ホグバックを見て…ですよ)