瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

08年、ハウステンボスで冬休み その10

2008年03月01日 21時25分10秒 | ハウステンボス冬の旅行記
この冬場内で見掛けたブロッケン現象。(違います)↑

毎度阿呆な前置きはさて置き、前回の続きです。



花火を観賞後、自転車で夜の散歩に出掛けました。
ホテルを出て、出国口に向う客の流れに逆らい、港街へと向かいます。

閉園後のパークをゆっくり楽しめるのは宿泊客の特権。
宿泊してなくとも近場に住んでるなら可能でしょうが。

ちなみにハウステンボスの営業時間は、通常午前9時~午後9時半(入場締切午後8時)、冬場は午前9時~午後8時半(入場締切午後7時)。
それ以降も営業してる店舗は在り、したがって場内宿泊外の人が最終的に居られる時間は深夜2時位かなぁと。
いやサイト見たら、カラオケクラブ『パロット』は、深夜2時迄延長可能と書かれてたんで。
流石に場内宿泊してない人が夜明けまで居るのは×だと思うのよ……とも此処で夜明かしした経験の有る方、いらっしゃりますかね?(笑)

場内宿泊してれば、好きな時にパークを廻れる。
とは言え場内の照明は通常午後11時位に消されてしまう。
あまし遅い時間に廻るのは危険だから止めといた方が無難だけど、次の朝まで自由に過せるパークは画期的存在。
ハウステンボスでしか味わえない贅沢なのです。

という訳で此処に泊ったからには、何を置いても夜散歩に勤しむ自分です。

夜になり益々冷たくなった風にも負けず、跳ね橋渡って港街を突っ切ります。
オレンジ広場は花火を観た後帰る客で、ごった返しておりました。
1人流れを逆行し、帰り道邪魔して済みませんでした、皆さん。(汗)

所で06年冬アレキサンダー広場に飾られてた光のリングは、今年オレンジ広場に引っ越しておりました。
あっちにはステンドグラス設置するから要らないって事になったのかな?
子供が潜って遊んでる姿が微笑ましかった。
地味なヒットだと思う。
次回も是非置いて下さい。



↑橋を渡る時に観掛けたドムツリー。
三段重ねのウェディングケーキを想像させる華麗な姿は今冬も健在。

ランドマークライト――記憶の光。

さながら天に聳える「星の塔」が如く。(ってタイトルの小説が、高橋克彦氏の小説に在ったな~と書いてて思い出した)



↑同じく橋を渡る途中観掛けた迎賓館。
今冬はパープルカラー復活♪
やっぱホワイトより、こっちのカラーのが好きです。
運河に溶ける彩の滴が耽美だ。
実は午後6時頃観た時には点いておらず、今冬はクリスマス過ぎたら止めって事かな~と寂しく思っとったのですが、どうやら時間差が有ったらしいっす。(しかし何故此処だけ?)
…そして自分は毎回似た様な写真を撮ってるのだな~と、前回レポ写真を見て思った。(汗)

光の帆船を横切り、デンハーグ手前で角を曲り、パレス参道を頑張って上る。
人気の無い夜の坂道は、厳かで神秘的な雰囲気。
金色の並木が御伽噺の世界へと誘います。



↑坂を上り切れば見えて来る、黄金色を纏った宮殿。
此処は自転車禁止区域なので、門横の停留所に停めてから入りました。
そんなに遅い時間に来た意識無いんだけど、自分以外にはカップル1組しか居らず意外だった。
静謐な空間に、暫し寒さも忘れて佇んでました。

残念な事に後庭入場は締め切った後だった…。
ガイドを読んだら午後8時半迄――って早いよ!(泣)(←てゆーか先に読んでおけよ)
左端っこから覗いて観えなくもなかったけど…今冬は2回も行っといて、結局観ずに終ってしまった。



↑今冬は癒しを目的に緑カラーで彩ったそうで、今迄とは違い、彩るライトは緑のみでした。
参道に一定の間隔で緑を点したり、後庭のツリーも緑で統一してたり。

…正直寂しかったなぁと。

今迄同様赤を足したりして欲しかった。
折角のクリスマスシーズンも緑でしか彩ってなかったし。
参道の並木も今冬は金色のみで寂しい限りだった。

次回は何時ものに戻して欲しい。
その方が癒されます。
てゆーかクリスマスカラーって無敵の組合せだな~と再認識してしまった。

欲を言えばパレス喫茶室も次回は復活させて欲しい。
それ目当てで去年12月に訪れたというに…営業してなかったのは真残念で御座いました。
理由は色々有るんでしょうが、変わらない定番の味って大事だと思うの。

寂しい気持ちを抱えて自転車で坂を下り、道を戻ってパサージュへ向かいます。
その途中、営業を終えて港街から引上げるナッシュマルクトCAFFESTと擦違った。
「ああ!後少し早ければ、温かい飲物買って行けたのに!!」と悔しく思った。
オフシーズン中は何処も営業を早く打ち切ってしまうので困る。(汗)
「居酒屋開いてんだから、入れば良いじゃん」と言われそうだが…。



↑前回冬に登場した『コーイノール』は、好評を得た為か今年も行っておりました。
ただ前回みたくショー演出はされてなかったと思う。(前回のショー演出についてはウロウロさんが動画を上げてらっしゃるので御覧下さいませ)
ずっと見張ってた訳じゃないから自信無いっすが(汗)、今冬はカロヨンドリームが復活してたんで恐らくそうではないかと…何となく2つのイベントを同時に行うのは無理なのかもとね~。(いや解んないっすが)


『カロヨンドリーム』については後で説明しましょう。


パサージュを自転車で…突っ切るのは駄目だと思い(汗)、撮影後運河沿いを走ってミュージアムスタッドに入りました。

普段は夕刻過ぎると暗く人気の無いミュージアムスタッド。


――だが、今回は違った…!




↑猫の額程のナッソー広場に、遊び心いっぱいの光演出が施されていたのです。

その名もガジェットサイト――才知の光。

3色の光を使って影遊びが出来るコーナー。
ブロッケン現象っぽい映像が観れて自分は楽しく感じたんすが、残念にも人気が無いのは変りなかった。

余裕の無い現代人には、難しかったかもしれない…。(汗)

いやでも自分は楽しめました。
来年更に煮詰めて試してみてはと。
遊び方の例を示す何かを置いておくとか…。

時にハウステンボスの街灯は、大抵がオレンジ色しとります。



↑ところが青い街灯の並ぶ通りも在ったり。
氷の煌きを想わせる灯火…さて、それは何処に在るでしょう?
つって話の流れから直ぐにバレるでしょうが。(笑)

一頻り影遊びした後、今度は隣のニュースタッドに向いました。



↑今冬ニュースタッドに設置された『絆の光――ストーリーライン』。
…これも悪くなく思えたけど……微妙に解り難かったかなと。(汗)
通り上にずらり並んだ英字の光、そしてストーリーボード。

「当ての無い旅を続ける1人の旅人が、12のとあるものに出逢いながら様々な『大切な事』を学び、最後には自分が本当に大切に思っているものに出逢う」

スタッフレポを読むと、そんな物語を表現してたらしく。(→http://www.huistenbosch.co.jp/event/staff/0711/1121_01.html)

…物語より人生の格言を読んでる気分にさせられたが。(笑)

英字はお洒落だけど、出来るなら絵で表現した方が、子供にも解り易かったんじゃないかな~と。
次回やるなら、単純にキャラが遊んでるのを目で追う様な内容を目指すとか…パラパラ漫画の要領で…そう勝手ながら考えたのでした。

や、本当、好いとは思ったんすよ。(汗)
違う意見も様々有るだろうし。


ただまぁ…今回新しく加わったイルミは、全体的に解り辛い印象を持てたっつうか。
説明が有って初めて理解出来るっつうのはどうかなぁ~と。
風水学的見地から行ったものは特にね…興味持てない知らないって方も多く訪れる訳だし。
パッと見で解らないものは長続きし難いです。
ラブボートキャンドルの様に、中には発案通り行かなかったものも有るんでしょうが…

『もてなしの光』なんて特に、よく検討して欲しかった。
あそこは入場締切ったら人来れない区画でしょう?
昼の時間が長い区画なのに、花壇を潰してまで照明設置する必要有ったのかなぁと。
花壇に光を点した方が効果有った気がしないでもなく。(汗)

熊花壇…春には復活してると良いな~。


色々文句を書いたけど、一方で復活したイルミが有って嬉しかったです。

光の運河にカロヨンドリーム。

この2つが復活してくれたのは嬉しい。

ただ光の運河も、願わくば以前のタイプに戻して欲しい。
今回ストロボライトが瞬いてて落着けなかったっす…。(汗)



↑そして今冬最大のヒットはこのスカイ・ステンドグラス!(&ストーブ)
アレキサンダー広場を覆ってしまおうなんて大胆な発想が素晴しい。
硝子天井の隙間から覗くドムトールンは、とても絵になる美しさに感じられました。
ステンドグラスで人を集め、そこにイベント会場を設置し、ストーブで温め離さない。
加えて側で温かい飲物&食べ物を売る市を開く。

非常に上手い戦略に思えました。(笑)
これは次回にも活かせるんじゃないかと。

ストーブは1月中旬に行った時には外されてました。
残念だけど、冬中稼動させるには金がかかり過ぎるんだろうな…。




↑そしてこれが『カロヨンドリーム』。
アレキサンダー広場に建つスタッドハウス(ギヤマンミュージアム)の窓に、冬限定でイルミネーションが点されます。
場内点灯してから午後9時半位迄の間、30分毎にカロヨンが曲を奏でる。
曲に乗って窓の色が移ろう様は、とても幻想的で見惚れます。
色が変化するのは15分毎だったのですが、曲は30分毎に流れる形だったようで。
つまり毎15分、45分時には、無音で点滅するという。

場内1周してホテルの在るビネンスタッドに戻って来た自分が目にしたのは、残念ながら無音パターンの方でした。(汗)

でも撮影はしっかりして来た。
↓より御覧下さいませ。



↑赤紫から青紫へ、



↑少しくすんだ緑が加わり、



↑更に緑は広がって、



↑また紫に戻る、と。

もっとはっきり移ろうパターンも有る。
曲が流れる時のがはっきりしてます…こんな風に。
出くわした貴方はラッキー♪って事で。

夜景を満喫後、ホテルに戻りました。



↑ホテルアムステルダムの中庭も、夜には照明が点される。
時計や水槽やサボテンが薄ぼんやり光る様は、幻想的を超えて妖しさいっぱい。

各ホテルの照明も…今冬は微妙な気がした。
何時ものホテルカラーに合せたもののが良い気がしますです…失礼ながら。(汗)
水槽は面白い案ですが、生物の管理難しそうだし、次回はどうかな~と感じた。


さて部屋に戻った後、すっかり冷えた体を温めようと、直ぐさま風呂に入りました。
アムステルダムは鏡が多く、洗面所が広々としてるのが気持ち良い。
出た後は寛ぐ間も無く、明日帰る準備をする。
1泊2日は哀しい…。

荷物を纏めながら……胸にふつふつ湧起る疑念。

どうもおかしい、何かが足りない。
あんなに買物したのに、どうしてこんなに荷物が少ないんだ!?

そこで漸く気が付いたのです。

昼にお土産デリバリーサービス頼んで送って貰った物を、受け取り忘れていた事に…!(汗)

パジャマ既に着てたけど、慌てて着替えてフロントまで受取りに行きました。
時間にして午後10時過ぎ…フロントの方もさぞやヤキモキされてただろうな~。(恥)

忘れていたと言えば、夜にロビーで読んだ新聞で気が付いたのですが、この日1/17って阪神大震災に見舞われた日だったんですよね。(大汗)


………主よ、この浮かれ切った罰当たりめを、どうかお許し下さい。



悔い改めながら次回に【続】。(汗)
コメント (2)
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