瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

08年、ハウステンボスで冬休み その11

2008年03月05日 21時10分26秒 | ハウステンボス冬の旅行記
紹介が遅れましたが、既にハウステンボスでは春のイベントが開催されとります。
今年初夏まで続く花の祝祭第1弾は、恒例『チューリップ祭』!(08年3/1~4/6迄)
今回はチューリップで描く地上絵なんてスペシャル企画も発表予定とか。

チューリップの次は薔薇…
薔薇の次は紫陽花…
日々移ろうパークの景色を、どうか御覧戴きたく。

毎度勝手な営業に走った後で、前回の続きです。



・1/18(金)、午前6時40分、起床。

カーテン開けて窓を見たら結露が凄かった。
深々と身に染む寒さから、暖房を若干強めに設定する。

未だ外は真っ暗でした。

長崎の朝は遅い。

何時もなら朝早くから散歩に行く所なのですが、今回の旅行では控える事に決めてました。
病み上がりで無理はしちゃいかんとね~。
いっそ天気悪ければさっぱり諦め付くというに…残念ながら見事に晴れてて決心が揺らぐ。
予報では雨って言ってたのに…。

でも結局は最初に決定した通り、諦める事にしたのでした。
もしかしたら部屋から観られるかも~って期待も有ったし。

そんな訳で昨夜の花火観賞時同様、椅子を窓際まで運んで夜明けを待つ自分。
気分は部屋からホシ(犯人)が出て来るのを、向かいの部屋に張り込み待つ刑事。
眠気を抑える飲物は缶コーヒーでなく、ポットで淹れた煎茶です。

午前7時過ぎて、漸く地平線近くの空が薄まって来る。
そして見る見る内に広がる朱。

記事上の写真は午前7時47分頃に窓から撮影したもの。



↑同じく午前7時47分頃に撮った港街。

真、長崎の朝は遅い。



↑午前7時48分、此処まで来ればもう間近。


そして遂に………!




↑午前8時8分、窓から観た朝陽。


【結論】

部屋から朝陽を観るのは難しい。(汗)

…いや観られる…観られるんですよ。(汗)
ただ撮影は難しいんです。
安全上窓がガバッと開かない仕組になっており、どうしても枠が入っちゃう。(汗)
寒さで息をすると窓が白く曇っちゃうんで、息を殺しつつ物凄い端寄って撮ったのが上の写真です。(汗)

部屋から朝陽の写真を撮りたいなら、デンハーグのハーバービュールームからが、位置的に最も適してるかも知れない。
いや泊った事無いから解らないけど。(汗)

でもやっぱり朝陽を撮りたいなら外へ。
それもデンハーグ前に伸びるデ・ラウター桟橋の所で撮影するのがベストかと。

けど観るだけなら部屋からでもOKだと、今回知りました。
橙色の太陽が海に映って、とても綺麗でした。



↑午前8時9分、部屋から観た港街。
朝陽に照らされ、朱に染まった街。

取敢えず念願叶って満足。
身繕いした後、朝食会場のア・クールヴェールに向いました。

アムステルダム泊った場合、午前7時台に朝食行くのは避けた方が無難です。
物凄く混むから…。
午前6時台か…そんな早く起きられないなら、8時過ぎに行った方が良いです。
よく団体客が入るのに、会場が1ヶ所しか無いせいで混み易いのかも。(汗)

『ア・クール・ヴェール』は、ブッフェで評判のレストラン。
モーニング、ランチ、ディナーと、地の物で拵えた様々な料理を、毎回楽しめます。
色々見て選びたい派や、好き嫌いの多い方には、最も合う店ではなかろうかと。
ホテル中庭とアレキサンダー広場に挟まれた立地故、窓から見える眺めも中々宜しいのです。(この記事この記事この記事も御参照下さいませ。メニューについてはまったりさんのブログが詳しいですよ)

レストランへ行くには、一旦表玄関を出る必要が有る。



↑出入口からレストランへと続く長い廊下。
このホテル、構造上、何処の廊下も細長く続いてます。(笑)
途中置かれたソファはフカフカ、窓からは中庭が眺められる。
額縁絵を目で辿り、奥まで行くと、スタッフの方が出て来て、笑顔で席まで案内してくれました。



↑案内して貰った席は、広場に面した席。
以前にも座った覚えの有る席でした。
割と眺めの好い席に当る確率が高くて嬉しい。

ふと窓から見れば、教会前の花時計に、おばさんが水を撒いてました。
街を守る人の姿を隠さない…それがハウステンボス流。



↑席を立ち、早速選んで来た料理色々。

・長崎蜜柑ジュース(名物ですから)
・数種類のサラダにはオリジナルの柚子醤油ドレッシングをかけて
・スクランブルエッグ(朝はやっぱり卵料理は欠かせません)
・ソーセージ(これもハウステンボスオリジナル)
・リヨン風ポテト(要はフライドポテトですが)
・パンはクロワッサンダマンドと言うアーモンドクリームを挟んだ物と、ブリオッシュ
・ヨーグルトには缶詰(多分)パインとドライマンゴー&苺をかけて

毎度「○○産」と各料理に表示されてるのが細かい。

そして毎度変り映えしない選択で済みませぬ…好きなの決ってるから。(汗)
クロワッサンダマンドは初めて選んだのですが、メチャクチャ美味しいパンでびっくりした。
もっとクリームが甘いかと想像したら、とてもさっぱりした味で食べ易かったです。
表面のアーモンドスライスもパリパリな食感。



↑2回目に選んで来た料理。

・とうもろこしのスープ(体が温まる…)
・豆腐の煮物(珍しくも湯豆腐が無かった)
・パンプディング(やはり此処の朝食ではプリンは欠かせない?)



↑最後は勿論ホットミルクティーで〆。
濃い目に入れてある紅茶は目覚めにぴったり。
珈琲と紅茶でミルクを分けて置いてあるのも変らず。
珈琲用には生クリーム、紅茶用には牛乳を少し温めた物が用意されています。

春節に合せてレストランには椿・竹・提灯、それに扇子を模した飾り付けが為されていました。
この時季ならではのアジアンティストです。
今頃行けばきっとチューリップを中心に春の花で飾られてるでしょう。

朝から満腹になった所で、席を立ちました。
その頃には次の一陣が到来、一旦閑散としてた会場は再び賑やかに。
目が合った瞬間自分の気持ちを読んだのか、スタッフの方が笑顔で「有難う御座いました」と挨拶をしてくれる。

プッチーニもそうでしたが、気配の読み方が上手いんですよ。
片付けも客が「して欲しいな」って思った所でしてくれるし。
プロフェッショナルだなぁと感心してしまう。

レストランを出た後、そのまま自転車をレンタサイクル屋に戻しに行きました。
午前10時までに返却する約束だったんで。

ホテル正門を出た丁度に、午前9時開園を告げるカロヨンの音が。
と同時に、耳に馴染んだ音楽が何処からか流れて来ました…


ゆ~き~よ♪ い~わ~よ♪ 我等~~~が宿り~♪

俺た~ちゃ♪ 町に~は♪ 住めな~い♪ からに~~♪

俺た~ちゃあ♪ 町に~は♪ 住めな~い♪ からに~~♪


…【雪山讃歌】、恐らくは御存知な人多いでしょうが。(→http://www.valley.ne.jp/~gyuho3/utagoe34.htm)

いやネーチャーかつワイルドで好きな歌だが……冬だから??(謎)
オルゴールっぽい音楽で、何となく耳に残った。



↑朝の光に包まれた水門。
私が近付いた頃、おじさんが中を掃除されてました。



↑水門内のベンチに座って眺めた海。
海面に陽が反射して眩しかった。



↑午前9時28分、水門横から観たマリーナ。
風が当るとマストが擦れて物悲しい音を響かせる。



↑更に横を向くとアムステルダム裏道が観える。
港街まで続くこの小路は、朝散歩すると鳥の鳴き声が喧しい。
バードウォッチングに最適な場所。
…いや自転車で通り抜けてませんよ、自転車交通禁止ですから。(汗)



↑その小路の横、1段低く、もう1本道が敷かれてます。
板敷きで海に隣接したこの道は、通れば潮風をダイレクトに感じられる。
陽を遮る何物も無いので、朝昼散歩するには眩しいかと。

海を眺めた後、自転車に跨り、アレキサンダー広場を突っ切ってスパーケンブルグへ。

…その前に名残を惜しんでサイクリング。
ミュージアムスタッド~ニュースタッド~ブルーケレン~フリースラント~ビネンスタッド~スパーケンブルグと、未だ人影少ない場内を廻ったのでした。

そういや廻って気付いた事、

・ニュースタッド裏のトイレは工事後も健在だった。
・乗合馬車受付も元の場所に戻ってた。

乗合馬車は08年春現在、午後2~3時にフリースラント地区を廻る形で運行してるらしい。(木曜日、天候不良日、馬の体調が悪い時はお休み)
有料で中学生以上は800円、4歳~小学生は500円。
花の綺麗な時季にはもってこいの乗物かと。

あちこち観て廻り、漸く『パラディ』に到着したら、午前10時スレスレだった。

後もう少しで延長料金取られるトコだった…危なかった。(汗)

返却後カメラのデータが満杯だったんで、近くの『D.P.E』寄ってCDへの焼き込みをお願いする。
そして隣のバス停からホテルへと戻ろうとしたんだけど、運悪く幼稚園の遠足にかち合った為(ピーチクパーチク賑やかだった)、諦めて徒歩で戻ったのでした。
それこそ上で紹介した道を通って。

朝見る影は一反木綿の如く長い(黒いけど)。



【続】
コメント (2)
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