ヒナの綿毛のような羽毛に雨間の優しい光…とゆーコトで、久々に「SIGMA APO TELE MACRO 300mm F4」の登場、撮影距離3~5mのこんなシーンには、ソフトだけど芯がある描写のマクロレンズがぴったり
このレンズは重さの割りに鏡筒が太くブレやすいので「SIGMA APO 170-500mm F5-6.3 ASPHERICAL RF」の三脚座「TS-21」に交換してバランスをとっています
共通設定:SQ, ISO:200, F4, 3200x2400→720x540pix
※カラス避けネット越しで撮影しているためグリーンっぽく見えるカットがあります
この「RMC Tokina 400mm F5.6 MF」の近接撮影結果だけを見ると解像度の低い単焦点レンズのように思ってしまいますが、これは、マクロレンズを除く大半の単焦点レンズが中遠距離で解像度を発揮するように設計されているためで、特に望遠では遠景を引き寄せて大きく写す用途が多いので、このように望遠で最近接距離で小さな被写体を撮影することは想定外でしょう
が、しかーし、10~20m先の翡翠など10cm程の被写体を撮ろうとすれば解像度を少しでも高く、さらに撮影倍率が不利な「インナーフォーカス」レンズの倍率を上げたくなるのが人情です
そんな時「エクステンションチューブ」(接写リング)を使えば遠距離のオイシイところと同じ解像度レベルに、しかもエクステンションチューブの分だけ撮影倍率も上がっちゃう「一石二鳥」の方法です
【注意】:エクステンションチューブの長さによってピントの合う範囲が近くになった分だけ、中遠距離のピントが合わなくなります。撮影距離に合ったエクステンションチューブが必要になります
「RMC Tokina 400mm F5.6 MF」最短距離4mでの撮影
同じ距離から約50mmのエクステンションで撮影
レンズのフォーカスリングを「無限遠」にして、ピントはエクステンションで合わせて撮影
拡大したにも関わらず色収差は大幅に減って、ボケボケだったのがスッキリくっきり&倍率もアップ!
「KENKO 2X NAS Macro TELEPLUS MC7レンズなし」Extension:45mm, 5m
このテレプラス、50mmレンズ用のヘリコイド接写リングを兼ねていて20mmの繰り出しが可能です
そこでレンズを取り外せば45~65mm可変のエクステンションチューブに早変わり
比較レンズ:
RMC Tokina 400mm F5.6 MF
Tokina AT-X 400mm F5.6 SD/AF
TAMRON AF200-400mm F5.6 LD (75D)
比較参考:
SIGMA APO 170-500mm F5-6.3 ASPHERICAL RF
Tokina AT-X 150-500mm F5.6 SD/MF
共通設定:E-300, F5.6, 4m, 3264x2448pix→800x600pix
「RMC Tokina 400mm F5.6 MF」
メンテナンス前
「Tokina AT-X 400mm F5.6 SD/AF」
メンテナンス前
「TAMRON AF200-400mm F5.6 LD (75D)」
【比較参考】
「SIGMA APO 170-500mm F5-6.3 ASPHERICAL RF」※400mm F6
絞りは400mm時のおおよその値です
「Tokina AT-X 150-500mm F5.6 SD/MF」※370mm F5.6
フォーカスが前玉回転式なので撮影倍率が同じようになる約370mmで撮影
最短撮影距離が旧型4mから2.5mに短縮され、近接にも関わらず色収差も少なく、何と言っても近接撮影で解像度が格段に上がっているのが分かり、中距離10~20mでのキレも多いに期待出来そうな予感
さて、中玉の「クモリ」がうまく取れれば、笑うしかない「掘り出し物」なのだっ…(^。^)/
比較基準:「RMC Tokina 400mm F5.6 MF」F8.0 / 4m
遠距離には滅法強いこのレンズですが、最短撮影距離4mだと、あまりにも解像度に差が出てしまったので絞りをF8にしています
3200x2400pix→中央部1800x2400pixトリミング→600x800pix縮小
「Tokina AT-X 400mm F5.6 SD/AF」F5.6 / 4m
後群中玉にオイルミスト状の「くもり」があって、ファインダ上ではフォギーだったのに、この解像感は、お気に入りのフォギーな望遠マクロ「SIGMA APO MACRO 180mm F2.8 MF」に迫ってます…(^。^)/
3200x2400pix→中央部1800x2400pixトリミング→600x800pix縮小
最短距離2.5mからの撮影(3200x2400pix→800x600pix縮小)
ここまで寄れると野外での準マクロ的な撮影に使えそう、フィールドテストが楽しみです…(^。^)/
【比較参考】
「Tokina AT-X 100-300mm F4 SD/MF」300mm F5.6