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ながめゐて眼ぞまどふなる草むらの露草の花の花のしげきに

     子供のころ、大晦日になると母親が下手な筆で、半紙に何かしら「和歌」のようなものを書いて、僕ら兄弟の子ども部屋に貼っていった。  新年の喜びをうたった歌のような気もしたが、いかんせん小学校の低学年の僕には ほとんど興味のないことだった。  大人になって あれはもしかしたら若山牧水の歌ではなかったかと思ったけど、歌の内容はほとんど覚えておらず、今となっては確かめよ . . . 本文を読む
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