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祇園四条界隈 ~ 京都で魚が安くて旨い店 @「遊亀」

 


 仕事で、くそ暑い京都に行ってきました。もちろん日帰り。なんとか早めに仕事を切り上げ、19時前には 祇園の「遊亀」さんに到着。場所は南座の斜めお向かいを、一本入ったところって感じです。

 この店、京都には珍しく「刺身が安くてうまい」と評判の、予約必至の人気店と聞いていたので、入店できるかどうか??だったのですが、店頭では店のお兄さんが、客の呼び込みで立っているではないですか??。店内の入りも2割くらい。まあいかに「アベノミクス」が喧伝されようとも、庶民の財布の紐は まだまだかたいよね。

 というわけで、すんなり入店できました。店の外観も店内の雰囲気も、まるで昭和20年代から営業しているような大衆酒場の雰囲気ですが、実は数年前に新規オープンしたばかりとのこと。板さんたちは きりりとネクタイを締めた割烹着姿ですが、接客スタッフは黒Tシャツで統一。元気いっぱいのきれいなお姉さんの案内で、カウンターの端に着席したのでした。

  メニューを見ると 刺身の種類はさすがに豊富で、単品は680円~780円。好きな3種を選べる「刺身3点盛」は1600円、店長のお任せだと1500円とのこと。今日は、鯛、縞鯵、赤貝をお願いしました。
 長めの陶器の平皿に盛られた刺身は、さすがに京都らしく、美しい盛りつけです。あしらわれた「つま」や「けん」だけでも、単品料理になりそう。
 
 切り身も、分厚くて大きいですねえ・・・。肝心の味ですが、金沢人からみれば、「標準的な味」というところですが、南座から徒歩3分の祇園のこの場所で、この価格で提供しようという 店の心意気はあっぱれです。

 2品目に、花くじらを注文したのですが、味は言うまでもなく旨かったけど、花穂紫蘇を散らしてあり、文字どうり「花くじら」でしたね。そういった点が、やっぱり京都の良さですよね。あっ、それから 訳わからん「突き出し」がない、というのも特筆ですね。

 京都の大衆酒場と言えば、そのためだけに入洛する客もいるほどの人気店も多いですが(開店30秒後には満席になる赤垣屋などが代表格)、こういう新規参入だけど、安くて旨い魚の大衆居酒屋も、みんなで「育て、育てられ」してゆきたいもんです。

 刺し盛り(3種)、花クジラ、ハイボール2杯で 3000円でした。実質50分の滞在で、20:37発のサンダーバードに乗るため、急いでバス停に向かったのでした。

 人よし、味よし、肴よし のいい店でしたね。 

 

 

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