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自我のぶつかり合い @ 『こんな夜更けにバナナかよ』


 筋ジスで、もはや自分では動けなくなり、人工呼吸器をつけながらも、入院を拒み、ボランティアに24時間365日支えながら・・というより「支えさせて」自分らしく生きようとしたシカノさんの記録です。

 そういうと「感動のものがたり」と思ってしまいますが、中身は正反対で シカノさんとボランティアたちの 生身の自我というか人間の「ぶつかり合い」「衝突」の連続物語です。

 僕がここで下手な要約しても この本の本当の面白みは伝えられないので、実物をぜひ。本は2003年の出版ですが、介護福祉の現場では、伝説的に読み継がれているそうです。

 確かに、この本を前にすると、どんな高名な障害者福祉の先生の著作も、薄っぺらい紙に思えてしまいます。。。

 こんな「魂をゆさぶる本」を久しぶりに読みました。間違いなく「50年後も読み継がれてゆく本」と思います。
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