goo

問題に答えることと、問題を探すこと @ 田中慎弥 『孤独論』


 「私がもらって当然」の芥川賞作家・田中慎弥氏の、最新のエッセイです。通勤のバスの中で読みました。カバーに「逃げよ、生きよ」とあるように、内容は至極まっとうな内容です。

 でも、こう言う内容を、わざわざ本にして出版しなくちゃならんのかねえ・・というのが第1印象です。ブログに書いてくれれば ワタシそれ読みますけど。そうすりゃ わざわざ1080円出さなくていいし。。

 おっと、田中氏はネットもスマホもしないんだった。じゃ、本にするしかないね。そいう小生もスマホじゃなく、ガラケーですが。。

 これで、今日の記事が終われば元も子もないので、一つだけ本から引用します(P23です)

 編集者がもっとこういうふうに書き直してくださいとお願いすると、わかりましたと二つ返事で、見事にそのとおりに仕上げてくる新人作家はかなりいるそうです。わたしはそんな器用な才能を持ち合わせていないのですが、オーダーどおりに仕事をこなせる作家は一定数いる。でも、そのような作家はたいてい、じきにに書けなくなってゆくそうです

 まっ たしかに教訓的な指摘ではある。僕の会社でも「出された問題に回答するのは得意だけど、問題を探し出すことは不得手な人」、たくさんいるけどね。

 それにしても、田中氏自身が、そろそろ書けなくなってるんじゃないか?と心配してます。頼むよ!、応援してんだから!!(笑)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 赤く燃える県庁舎 大額3丁目~... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。