山のべに三つ葉つつじの咲きにけり老の行く道花は咲きしか
(大枝の庵でアカショウビンの鳴くを聞きて)
わが庵に赤翡翠の声わたり暫し聞きつつ夢路たどらむ
うきことを忘れたまへと鳴きにけり赤翡翠のせつなき詩かも
廃屋の関守なりし花茨
草笛を途切れとぎれて暮れる里
雨粒の滴り落ちて麦の秋
わが庵に赤翡翠の皐月かな
(大枝の庵でアカショウビンの鳴くを聞きて)
わが庵に赤翡翠の声わたり暫し聞きつつ夢路たどらむ
うきことを忘れたまへと鳴きにけり赤翡翠のせつなき詩かも
廃屋の関守なりし花茨
草笛を途切れとぎれて暮れる里
雨粒の滴り落ちて麦の秋
わが庵に赤翡翠の皐月かな