山は花わかばはみどり盛りなりさとは侘びしき老の孤独を
わが庵に吹き去る風は夏みどりわびしき詩は閑古鳥の声
花を愛で風に語りて日暮らせどうきこと多し老の暮らしを
山に入り峠を行きて谷ゆきてわれの行く道さがしあぐねし
明易やはたけ耕すけもの居り
六月や消えた集落はな覆ふ
梅雨入りや今日一日を山仕事
わとうち(わが庵)は標高750前後にあり、林道から少し入って
杉林に囲まれ、しずかなところにある
杉林があるとは云えそこそこ開けていて日当たりもいいところだ
風の吹きぬけてゆく音、小鳥のさえずり、ことに小鳥はいろいろと
飛んできて変った詩を聞かせてくれる
ひとりしずかに、縁側に腰掛けてボーと何も考えない時間がいい
いつのまにか、眠くなって、居間に入って横になることもある
地デジ対応してないので、テレビは映らないから静かだ、ネットも
繋がって無いから余分な労力もいらない
文明の利器から遠く離れてほっとする「わとうち」は身体を休め、こころ
精神をクリーンにしてくれる
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