秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷夏点描 暮らしの夏 

2012年06月09日 | Weblog

山は花わかばはみどり盛りなりさとは侘びしき老の孤独を

わが庵に吹き去る風は夏みどりわびしき詩は閑古鳥の声

花を愛で風に語りて日暮らせどうきこと多し老の暮らしを

山に入り峠を行きて谷ゆきてわれの行く道さがしあぐねし

明易やはたけ耕すけもの居り

六月や消えた集落はな覆ふ

梅雨入りや今日一日を山仕事



わとうち(わが庵)は標高750前後にあり、林道から少し入って

杉林に囲まれ、しずかなところにある

杉林があるとは云えそこそこ開けていて日当たりもいいところだ

風の吹きぬけてゆく音、小鳥のさえずり、ことに小鳥はいろいろと

飛んできて変った詩を聞かせてくれる

ひとりしずかに、縁側に腰掛けてボーと何も考えない時間がいい

いつのまにか、眠くなって、居間に入って横になることもある

地デジ対応してないので、テレビは映らないから静かだ、ネットも

繋がって無いから余分な労力もいらない

文明の利器から遠く離れてほっとする「わとうち」は身体を休め、こころ

精神をクリーンにしてくれる