Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

心温まる母たちのサプライズ送別会!~フロンティアパークにて

2008-10-04 | シカゴ日本人学校全日校

残念ながら、クラスのお母さんが3人写ってないけど、またいつか登場させますよ!こうやって見ると壮観だね アップにすると、なかなかきれいどころが・・・

シカゴの秋は終わりが早い。夏が終わったかと思うと、あっという間に次の週は冬になってしまうほど気温の差が大きい。だから、暖かい間は、1日でも公園で思い切り遊ばせようと、母たちは努力する。ウィークディは、シカゴ日本人学校全日校の子供たちは、住んでいる場所がお互い遠く離れていて、習い事もあるため、なかなかみんなで遊べない。

しかし、金曜日は、ときどきシカゴ日本人学校近くのフロンティア・パークという公園でダイナミックに遊ぶ。いろんな学年の子供たちが入り乱れ、自然の中で、さまざまなスポーツをしたり、大きな木の陰で、木の枝を持ちながら、戦いごっこをしたり、はたまたトトロの森のような緑の塊を自分たちの基地にしたりする。この緑溢れる自然の中では、日本ではなかなか通常できないような遊びが、子供たちの間でいつも自然に展開していく。


こんな感じの小規模トトロの森のような場所が点在するフロンティア・パーク

野球場、テニスコート、バスケットコート、プール、ビーチバレーのお砂場、遊具、そして広々とした芝生と整備されている。ドッジボールなどもみんなお手の物。


上の息子の中2の男子の友達と(ハジメ君帰ってしまって写ってない ごめんね)野球をしたり、テニスをしたり、数え切れないほどの思い出が・・・

上の息子が小学校低学年の頃から、いつしか金曜日はこの公園にみんなが集合し、子供たちが遊んでいる間、母たちは大きな屋根のあるテーブルのもとで、お茶をし、おしゃべりに興じて、お互い会えない日ごろのストレスを解消した。暑い日も多少寒い日も。下の息子も小さな頃から兄に付き合って、兄の友達の兄弟姉妹たちと遊んでいた。全日校に入ってからも、ずっとこの公園にお世話になった。私たちにとっていろんな思い出がつまっている公園、フロンティアパーク。(前置きが長くなってしまったね)

今日は、おそらく今年最後のみんなでの公園遊びであろうと予想され、みんなも集まるので、下の息子の小学3年生のクラスのお母さんたちに帰国のための挨拶をするため、少し遅れて4時半ごろ公園へ出かけた。一応、「みんな待っている」とのケイさんの電話での応対。行ったら、みんな固まって立って話している。まったく私のことなど無視。ナーンダ!ガックリ!

と思っていたら、ナカガワさんの号令で、なんとなんと、30名以上もの母たちが花道を作ってくれたのだ。エーッ!これって私のため?!「早く、早く!」と促され、思い切って、花道に足を踏み入れた。胸がドキドキした。まるで子供みたい!頭の中がグルグル回っていて、くらくらした。花道の途中で、あまりの驚きと感激で、涙がでてきたくらい。気持ちが高揚した。1人1人の友達の顔をのぞくと、みんながニコニコして、「それでいいんだよ」って頷いていた。



花道を出ると、セカンド・サプライズが待っていた。みんなの手作りのお料理やお菓子がずらりと並んでいたのだ。


イホリさんが、温かいトン汁を作って持ってきた しかし、ふたがあかねえ!みんなよだれをたらして待っているというのに 私はこのトン汁を食べるのを異常に楽しみにしていたのだが、子供たちの写真を撮ったりしているうちに、なくなっちまった トン汁、トン汁、トン汁ととなえながら、家路についた

まさにサプライズ・パーティーとはこのこと。私にとって、初めての経験。ここまでびっくりしたのは、シカゴ生活ではあまり記憶がないほど。いつもいつも子供中心の日々。ブログでも息子たちや人々のことを書き、自分が中心になる場が少ない。でも、今日はみんなが私のために集まってくれた。




いつも母たちの送別会は、たいていレストランが多い。しかし、このクラスは、33人もの母たちがいて、その話がイシトビさんとケイさんからあったとき、自分自身考えた末、断ってしまった。恒例の送別ランチを断ってしまい、ランチを楽しみにしている人たちには誠に申し訳なかったが、30名もの人たちのランチをセットアップする幹事さんへの大きな負担を考えると、「私はまあいいか」と思っていた。

ケイさんとイシトビさんの話だと、二人が発起人で、みんなが賛同し、メールで子供たちを学校からピックアップする人、準備をする人と分かれることを連絡し合い、このような形になったという。なんだか、すごい統率力だ!3年生のお母さんたち、なかなかやるう!今まで、人数が多いので、埋もれてみんな1人1人の表情が見えてこなかったけど、今日はみんなの笑顔がキラキラ光っていた。

結果として、レストランでランチをするより、何百倍、いや何千倍も温かい、みんなの心のこもった送別会をしてもらった。私は、全日校一いや世界一の幸せ者の母です!このシカゴの地で、6年半の駐在生活で一番の財産とは、やはり親子で気持ちが通った友達になれるということだと思う。そんな付き合いができるシカゴ日本人学校全日校に通えたことがラッキーでした。みんな本当にありがとうございました。後、1ヶ月ありますので、またみんなと思い切り話したいです。日本での全日校のネットワークはしっかり作っていくので、安心してください。キープ・イン・タッチ!

感激の返信メールもありがとうございます。みんな1人1人が個性溢れていて、大事な小学3年生の母たちの仲間なんだよね。文化祭で盛り上がろうぜ!

これから、写真もアップしていきますので、またチェックよろしく!