Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

上の息子「子ども国会」参加!~国会に「経済格差」に関する法案提出!

2010-08-21 | 日本の教育一般
この夏の猛暑はすさまじい!
マンションの管理人さんが「こんなに暑い夏は初めてですよ!」ともらす。
70代の母は家の中にいたのに2回も熱中症にやられた。
そんな暑さの中、息子たちは充実した夏休みを送っている。

上の息子は、18日から1泊2日の「子ども国会」に参加し、下の息子は先週末から2泊3日の浦和実業生物部の南伊豆合宿に参加した。
「こども国会」は、2004年にできた任意団体で、学生たちで構成された「こども国会実行運営委員会」で運営されている。
児童労働、教育格差、いじめ、環境問題、経済格差、地域交流、メディアリテラシー、子どもの権利の8つの分科会に分かれている。
共に未来を描く人と出会い、対話することの重要性・意義を実感し、中高生に社会の諸問題を考え、関心を持ってもらい、子どもたちの声を社会に届けるというのが目的らしい。
(子ども国会ホームページより http://kodomokokkai.web.fc2.com/about.html#mainvisual)

息子は今回初めて子ども国会に参加し、全国から集まった問題意識の高い中・高・大学生たちと思う存分議論し合って、国会に自分たちの意見を提言したようだ。
というか、息子が属した「経済格差」の分科会は、なんと国会に法案を提出したらしい。
法案の内容はここで私が語るのはおこがましいので、息子自身がブログ等の何らかの形で発信していくであろうから、また追ってお知らせする。
明け方4時ぐらいまで、徹底的にお互い話しあったというから、彼らの「社会を変えたい!」という熱い思いを感じる。
かなり個性的ななおかつ社会情勢を真剣に議論するという同じ価値観を持った子どもたちが集まってきたわけだから、一気に意気投合したのだろう。
数人の国会議員、総務大臣にも会い、話し、国会も訪問する機会も得て、息子も大いに刺激をもらったようだ。
実行運営委員にも立候補したようだ。
何事も行動して、徹底的に討論し、人脈を広げていくという息子の姿勢が頼もしい!

こういう子どもたちの声を大人である議員たちが真剣に受け止めなければいけないと思う。
子どもたちの視点から発する貴重な提言というものの中には、もしかすると現在の行き詰った日本のシステムを変える原動力になるかもしれない。
子どもたちの意見をすくいあげて、今後の子どもたちの活動の糧となるようなことをやってくれるような議員はいるだろうか。
そんな柔軟性を持った議員がいてくれることを期待している母である。
こども国会に参加した子どもたちの今後の活躍を祈る!