Kuniのウィンディ・シティへの手紙

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運動会で感動したこと、成長したこと~中学部学級通信「RAINBOW」より

2008-06-05 | シカゴ日本人学校全日校
まだ運動会の興奮が冷めやらない中、中学部の生徒たちは、6月21日に披露するソーランのことに気持ちを切り替えるように先生から言われたようだ。その前には、英検も控えている。息子は、トラベルチームのシーズンに突入し、ハウスリーグのチームの試合と重なり、遠いフィールドで、1日に2試合もこなさなければならない日がある。一難去ってまた一難。がんばれ、息子!しかし、本人は、淡々としているので、大丈夫であろう。

今日配られた中2の学級通信、「RAINBOW」にクラスのみんなの感想がそれぞれ短く書かれていた。みんながお互い精一杯闘う姿に感動し、心を一つにして、一つの目標に向けて、努力できて、大きく成長したと書いている。きっと、他の中1や中3の生徒たちも同じ気持ちであろう。

息子も「みんなの先頭に立つ応援団になったことで、ただ優勝したときの数倍も感動した。応援団でも、中2という上から2番目の高学年ということもあり、団長、副団長を助け、全体への配慮や統率力が大きく向上するという成長が出来た。」と記している。

また、同じ応援団をした赤組の仲良しの友達、コウキ君も「特に感動したのは、中学部の競技中は、小学部の人たちがリーダーシップをとって応援してくれたこと。また、みんなが一つにまとまったため、勝ったときにはみんなで喜び、負けたときはみんなで悔しがったりして、全員が団結できたこと。成長したことは、大分積極的になってきたし、応援団を通してリーダーシップが今回磨かれてきた。」などと、非常に前向きなコメントを残している。

また同じ赤組の応援団をしたリサちゃんは、「最後の輪くぐりで白組が先にゴールしてしまいましたが、団長や副団長に大きな拍手で終わらせることができたのが感動でした。積極的に「頑張れー!」と言えたことです。私は去年まで消極的でした。毎日の生活に生かせる行動をもてました。」と自分の成長を客観的に自覚している。

このコメントを読んで、シカゴという異国での生活の中で生じる思春期のさまざまな葛藤の中での、少しづつの成長がいかに大事かがわかる。本当に素直にありのままの自分を表現していると思う。中2の女子は少なく、男子の人数の方が多い。だが、少人数だからこそ生まれる、密度の濃い先輩後輩との関係の中での、何倍もの前向きのエネルギーがあるのではないだろうか。

日本に帰国してからのさまざまな心配事をいつもかかえながら、子供たちも親たちもみんなシカゴでの生活をせいいっぱい楽しんでいる。思春期の子供たちの精神力をどのようにまっすぐのばしていけるか。先生たちが、体当たりで生徒に接し、本当の意味での自主性をはぐくみ、生徒たちがまっすぐそれに答えていく。そんな日々の積み重ねが、この運動会にでていたような気がする。


運動会を終えて、疲れたけど、みんな充実感でさわやかな笑顔。それぞれが、手作りの金銀のメダルを持って。右上は、熱血漢あふれる担任の先生。生徒ではありません、悪しからず!

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