Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

11月の日本社会での出来事を報告~やっぱり、日本シリーズでの西武日本一!

2008-11-27 | 日本プロ野球
私たちが11月2日に日本に戻ってきた時のテレビのニュースは、小室氏の詐欺事件とオバマ氏の動向が連日で報道されていた。オバマ氏がアメリカの次期大統領に決まったときも、日本での報道量もすごかった。ああ、私たちもシカゴにいて、その瞬間を一緒に味わいたかった!といっても、自分たちの生活の立ち上げで、その一大イベントも横目にという感じだったが・・・

その間、ずっと流れ続けていたニュースは、「振り込め詐欺」だった。息子と偽って親たちに多額のお金を銀行名義に振り込ませるという前から問題になっていた詐欺が今年ますます増え続けているという。手口も巧妙になり、声が多少違っても、風邪を引いていると言うと、いとも簡単にお年寄りは引っかかってしまう。ワイドショーやNHKのクローズアップ現代等でも特集を組むほど社会問題になっている。NHKのコマーシャルで、萩本欽ちゃんたちが、「気をつけよう!」と呼びかけるほどだ。自分の息子の携帯の番号がわからないほど、みんな連絡をとりあっていないのだろうか。

そうこうしているうちに、元厚生事務次官宅が襲われ、二人の元事務次官とその妻が死傷されるという痛ましい出来事もあり、テロではないかと疑われているうちに、一人の男が自首。30年以上も前、自分の飼っていた犬が保健所で殺された腹いせにやったと供述。なんとも不可解な事件だ。2箇所で事件が起こったのだが、そのうちの1箇所はうちからもそう遠くない場所で同じさいたま市。宅配便をよそおって、箱を受け取るところをナイフで刺したというから、恐ろしい。

しかし、私にとって、11月中一番興味を持って見た出来事は、プロ野球日本シリーズ、西武対巨人で、西武が日本一になった瞬間が見られたこと。大昔は、元々巨人ファンの私だったが、何年ぶりかに日本のプロ野球をパッと見て、若くてカッコいい選手が多い西武をひたすら応援。なんたって、地元埼玉ですから、西武は。名前も「埼玉西武」となっている。

とくに、若い岸投手の活躍が目をみはった。第4戦目で、初登板初完封の快挙。3勝3敗の決戦では、中2日の91球救援を成し遂げ、巨人打線を完璧に抑える。そのため、岸投手は、このシリーズのMVPに選ばれる。たった68キロしかない、超細身の体で、このスタミナと気力。そんなに球速はないのだが、いいところでカーブがきれいに決まる。端正なイケメンの面構えで、淡々として、常に落ち着いていた。


左の写真は、11月6日付「朝日新聞」スポーツ欄より、右は11月10日付「日刊スポーツ」一面より 両写真ともに岸投手 西武の渡辺監督の写真入れなくてごめんなさい

他の西武の選手も若々しく、西武のユニフォームが足腰に微妙にまとわりつく、野球のユニフォームらしからぬカッコいい雰囲気をかもしだしていた。岸君は、(こういいたくなるほど、さりげない野球選手)松坂や野茂のように日本人の投手にありがちな、がっちりとした足腰ではなく、スポーツをする普通の人といった風情なのがいい。ダルビッシュにしてもモデル並みのルックスと体型だし、西武のメンバーも打順1番片岡、2番栗山、3番中島とイケメン軍団だし。日本のプロ野球選手って実力、外見ともにそろっていて、話題性にこと欠かない。

アメリカでは、日本人メジャーリーガーたちの活躍を見るのが楽しかったけれど、日本は日本で若き獅子たちの活躍を見るのが楽しみである。


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