6月末のさわやかな夏の日の金曜日、シカゴのダウンタウンで、久し振りにループを利用して、数時間で3箇所を回った。朝9時にでて、家にもどってきたのが、3時45分頃なので、かなり効率のいいまわり方ができたといえる。
親友のべスとオゴビー駅で待ち合わせして、クリントン駅からループのグリーンラインでコンサバトリ駅で降り、ガーフィールド・コンサバトリという植物園へ行く。残念ながら、今日はカメラのバッテリーを家に忘れ、写真をここで紹介できない。重い一眼レフを運びながら、なんとむなしいこと。でも、写真を撮らなければ撮らないで、じっくりいろんなものが観察できる。たまにはいいよな。
べスの話によると、このコンサバトリは、かなり古くからあり、べスがシカゴのダウンタウンに住みだした80年代は、手入れがなされず、まわりの環境も悪く、荒れ果てていたという。最近になって、改装されて、建物自体が美しく生まれ変わり、訪れる人が増えてきたという。数年前にあったガラスを使ったアーティスト、チフリ(?)の展覧会もここであり、植物とのコラボレーションが素晴らしく、大きな反響があったという。
ガラス張りの建物の中に入ると、所せましとさまざまな植物がうえてある。花もあるのだが、しだやコケなどの緑の植物群の種類がすさまじい。緑、緑、緑・・・サボテンだらけの建物もある。花が多い建物に入ると、なんとまったく不似合いなナンセンスな音楽が鳴っていた。べスと2人で、「植物が喜ぶわけないよな・・・普通ならクラシックだよね。」とぶつぶつ文句を言い合っていた。
タダの植物鑑賞は、そんなに時間がかからず、すんなり終わったので、すぐにループに飛び乗り、グリーンラインからブラウンラインに乗り換え、マーチャンダイズ・マートへ向かう。ここは、一度も訪れたことがなかった。何もイベントがなさそうだったので、ランチをとって、建物を通り抜ける。普通のお店が並ぶ中、シカゴのFMハードロックステーション、97.9のスタジオを見つける。なんだか、うれしい。マートとつながっている隣のビルへ行く。
そこは、なんと有名なサン・タイムズのビル。知らなかった、マートとこのビルがつながっているとは。メトラで、オゴビー駅に着く直前に川沿いに大きくそびえたつあのビルだ。サン・タイムズは大衆紙というイメージが強いが、なんといってもシカゴ・トリビューンと並ぶシカゴの主要紙である。いつも遠くから眺めていたビルの中に入れてうれしい。
その上にホリディ・インホテルがあった。ラウンジロビィーがなんと15階。ずうずしくそこにお邪魔する・・・すると、そこには、思ってもいなかった絶景が広がっていた。摩天楼群は、脇役で、コンドミニアムやアパート群が広がる。その谷間に巨大なフィットネスセンターの屋上に大きな屋外プールが3つ見える。「こんな施設を利用するのは、金持ちよねえ!」とまたべスとぶつぶつ。
地上に降りて、川をはさんだ素晴らしい摩天楼の光景に絶句!写真が撮れないのがくやしい!橋をゆっくりわたり、オゴビー駅の方向に向かって歩く。マディソン通りあたりで、オペラハウスの古い建物が見えるので、べスにオペラは面白いか聞くが、面白くないという。やはりね。
その隣に、かつて私が勤めていたシカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ(先物取引所通称CME)の双子のビルが見えてきた。1階の入り口には、CMEの歴史がわかるギャラリーもある。
ここの10階に勤めていたアメリカの通信社のオフィスがあり、私は、金融記者として、SP500(株の先物)などのマーケットの動きをカバーしていた。英語で取材し、1分1秒を争い、すごい勢いで英語で記事をだしていたので、日本人としては、かなり大変な仕事だった。最初は、取引所の中の独特の喧騒の環境に慣れるのに苦労して、みんなに声をかけるのも躊躇した。でも、仲良くなれば、トレーダーの人たちは、みんな親切で、いい人たちばかりだった。シカゴっていう土地柄もあるのだろうか。日本人が1人で、アメリカ人の中で働くのは、私にとって快感だった。どうしようもなく、孤独にさいなまれるときも多々あったけど、充実した日々だった。そんな孤独な私を救ってくれたのが、べスだった。そのときの話は、また別のときにしよう。なんだか、話がそれてしまったなあ。皆さん、許して!
ボーッとべスとCMEのビルを見ながら、オゴビー駅にもどった。今日は、カブス対ホワイトソックスのクロスタウンシリーズがサウスサイドに移った第1戦目。みんなそれぞれのチームのティーシャツを着て、電車から降りてくるのが見えた。中には、4人のグループで、2人づつカブスあるいは、ホワイトソックスのティーシャツを仲良く着ている。なんだか、すごく粋な光景だ。この間のクロスタウンシリーズは、リグレーフィールドで、カブがスイープしたが、今日はUSセルラーで、ホワイトソックスの勝利。私たち日本人は、どちらが勝っても動じないけど・・・
今日は、写真がなくて、すみません。
親友のべスとオゴビー駅で待ち合わせして、クリントン駅からループのグリーンラインでコンサバトリ駅で降り、ガーフィールド・コンサバトリという植物園へ行く。残念ながら、今日はカメラのバッテリーを家に忘れ、写真をここで紹介できない。重い一眼レフを運びながら、なんとむなしいこと。でも、写真を撮らなければ撮らないで、じっくりいろんなものが観察できる。たまにはいいよな。
べスの話によると、このコンサバトリは、かなり古くからあり、べスがシカゴのダウンタウンに住みだした80年代は、手入れがなされず、まわりの環境も悪く、荒れ果てていたという。最近になって、改装されて、建物自体が美しく生まれ変わり、訪れる人が増えてきたという。数年前にあったガラスを使ったアーティスト、チフリ(?)の展覧会もここであり、植物とのコラボレーションが素晴らしく、大きな反響があったという。
ガラス張りの建物の中に入ると、所せましとさまざまな植物がうえてある。花もあるのだが、しだやコケなどの緑の植物群の種類がすさまじい。緑、緑、緑・・・サボテンだらけの建物もある。花が多い建物に入ると、なんとまったく不似合いなナンセンスな音楽が鳴っていた。べスと2人で、「植物が喜ぶわけないよな・・・普通ならクラシックだよね。」とぶつぶつ文句を言い合っていた。
タダの植物鑑賞は、そんなに時間がかからず、すんなり終わったので、すぐにループに飛び乗り、グリーンラインからブラウンラインに乗り換え、マーチャンダイズ・マートへ向かう。ここは、一度も訪れたことがなかった。何もイベントがなさそうだったので、ランチをとって、建物を通り抜ける。普通のお店が並ぶ中、シカゴのFMハードロックステーション、97.9のスタジオを見つける。なんだか、うれしい。マートとつながっている隣のビルへ行く。
そこは、なんと有名なサン・タイムズのビル。知らなかった、マートとこのビルがつながっているとは。メトラで、オゴビー駅に着く直前に川沿いに大きくそびえたつあのビルだ。サン・タイムズは大衆紙というイメージが強いが、なんといってもシカゴ・トリビューンと並ぶシカゴの主要紙である。いつも遠くから眺めていたビルの中に入れてうれしい。
その上にホリディ・インホテルがあった。ラウンジロビィーがなんと15階。ずうずしくそこにお邪魔する・・・すると、そこには、思ってもいなかった絶景が広がっていた。摩天楼群は、脇役で、コンドミニアムやアパート群が広がる。その谷間に巨大なフィットネスセンターの屋上に大きな屋外プールが3つ見える。「こんな施設を利用するのは、金持ちよねえ!」とまたべスとぶつぶつ。
地上に降りて、川をはさんだ素晴らしい摩天楼の光景に絶句!写真が撮れないのがくやしい!橋をゆっくりわたり、オゴビー駅の方向に向かって歩く。マディソン通りあたりで、オペラハウスの古い建物が見えるので、べスにオペラは面白いか聞くが、面白くないという。やはりね。
その隣に、かつて私が勤めていたシカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ(先物取引所通称CME)の双子のビルが見えてきた。1階の入り口には、CMEの歴史がわかるギャラリーもある。
ここの10階に勤めていたアメリカの通信社のオフィスがあり、私は、金融記者として、SP500(株の先物)などのマーケットの動きをカバーしていた。英語で取材し、1分1秒を争い、すごい勢いで英語で記事をだしていたので、日本人としては、かなり大変な仕事だった。最初は、取引所の中の独特の喧騒の環境に慣れるのに苦労して、みんなに声をかけるのも躊躇した。でも、仲良くなれば、トレーダーの人たちは、みんな親切で、いい人たちばかりだった。シカゴっていう土地柄もあるのだろうか。日本人が1人で、アメリカ人の中で働くのは、私にとって快感だった。どうしようもなく、孤独にさいなまれるときも多々あったけど、充実した日々だった。そんな孤独な私を救ってくれたのが、べスだった。そのときの話は、また別のときにしよう。なんだか、話がそれてしまったなあ。皆さん、許して!
ボーッとべスとCMEのビルを見ながら、オゴビー駅にもどった。今日は、カブス対ホワイトソックスのクロスタウンシリーズがサウスサイドに移った第1戦目。みんなそれぞれのチームのティーシャツを着て、電車から降りてくるのが見えた。中には、4人のグループで、2人づつカブスあるいは、ホワイトソックスのティーシャツを仲良く着ている。なんだか、すごく粋な光景だ。この間のクロスタウンシリーズは、リグレーフィールドで、カブがスイープしたが、今日はUSセルラーで、ホワイトソックスの勝利。私たち日本人は、どちらが勝っても動じないけど・・・
今日は、写真がなくて、すみません。
次回は是非ご一緒したいです。