Kuniのウィンディ・シティへの手紙

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BGRAトラベルチーム「ペイトリオット」の開幕戦で、息子開幕投手に!好投すれど、勝利ならず!

2008-06-15 | リトルリーグ
今日は、素晴らしい快晴の土曜日の絶好の野球日和。雲一つないとは、このこと。息子が所属するバッファローグローブのBGRAの13歳のトラベルチーム、「ペイトリオット」が今季参加するノースショア・ベースボール・リーグ(NSBL)の開幕戦。これから、7月下旬にかけて、このシカゴ校外のよりすぐりのトラベルチーム同士で、激しい闘いが繰り広げられる。

ペイトリオットは、5月の終わりのメモリアルディ・ウイークエンドで、数試合闘っている。まあ、前哨戦といったところか。5分5分ぐらいの結果だったようだ。
 
ペトリオットの緑のユニフォームがとてもカッコいい!左上の袖にアメリカ国旗、右上の袖に、昔のアメリカの独立戦争時代の兵士がついている。いかにもペイトリオット、愛国者という感じ。この緑のユニフォームが上で、真ん中に「バッファロー・グローブ」と黄色の文字で大きく入っている。その下のユニフォームは、黄色で、「ペイトリオット」と大きく緑の文字で入っている。この色使いが誠にセンスがいい。このペイトリオットという名前は、地元の名門、スティーブンソン高校の野球部のペイトリオット(生徒数が多いため、このチームに入るのは、かなりの難関らしい)からきているらしく、子供たちにとって、とても誇らしい地域を代表するチームというイメージがあるとのことだ。

息子は、そのときのトーナメントでは、1試合だけ参加して、ピッチャーをやったが、調子が悪く、打たれた!BBGRAの多くの保護者たちから一目おかれるほど、評判のいい、トラベルチームの監督経験の多いベテラン監督、ブルースは、その試合後、「スピードだけで押すな。トラベルの選手たちは、速い球でも打てるから、変化球やスピードを変えて、もっと工夫しろ。」というようなことを息子にアドバイスしていた。

今日が、開幕戦だとわかっていない私たちは、のほほんと家族でピクニック気分で、プロスペクトハイツの広々としたマッカーサーパークへ。息子がいきなり先発だと聞かされて、「エーッ!」後で、開幕戦だと知って、びっくり。今日は、緑の方は、着ずに、黄色のペイトリオットの方でプレーするという。

下の息子とボーッとしていると、のんびり寝そべっていた太っちょのおじさんが話しかける。日本人メジャーリーガーの話をペラペラ。「父の日はどうする?俺は、娘からよくカードをもらったり、レストランに連れて行ってもらったりしたよ。」よーく見ると、このおっさん、審判の服着ているじゃん。ベテランの主審の感じだ。

ハウスリーグの息子のチームの監督、ティムは、息子同士がトラベルでも同じチームなので、うれしそうに私たちに話しかける。昔、ハウスリーグのチームで一緒だったマイケルのお母さん、キムともしゃべりまくる。というか、キムから質問ぜめにあう。息子の日本人学校のこと、高校はどこに行くかなどなど。よほど、日本人である息子に興味があるのだろう。

さて、息子が投げ出した。調子は悪くない。しかし、なんでもないゴロを内野がうまく捕れず、エラーが2つでて、2点献上してしまう。しかし、その後は三振にしとめて、抑える。盗塁の走者もキャッチャーのショーンが強肩を見せ、矢のような送球で、3塁でアウトにしとめる。こういう鋭いプレーが誠にトラベルらしい。



ペイトリオットの方は、打線に元気がない。相手のピッチングも良さそうだ。でも、打てない相手ではないのに、打線が続かない。


対戦相手のプロスペクト・ハイツの先発ピッチャーも好投

2回、3回は、息子は、いつもの力強いピッチングで、点数を与えず、うまく抑えた。

 かなりふてぶてしくなった息子。鋭い目線がこわい!

とくに、体の大きいクリーンアップの選手に対したときは、力で押しながら、何回か後ろにファールにされ、見ているほうもハラハラしたが、最後スローな変化球で、うまくタイミングをはずし、空振りにしとめる。大きなスラッガーを空振り三振にとる快感は、最高であろう。おお、前回の監督のアドバイスをしっかり実行しているではないか!監督もさぞやうれしいだろう。



監督のブルースは、息子のピッチングの調子がいいので、もっと投げさせたかったらしいが、めずらしく、息子の肩が痛く、自分から投げるのをやめることを申し出た。今週は、水曜日のハウスリーグの試合で、クローザーとしてめいっぱい65球投げ、練習でも2日間続けて投げたので、無理をしないほうがいいとの判断。しかし、3回投げて、30球も投げていないほどの少ない効率のいい投球数。お見事!

肝心のバッティングは、打順5番。2回目の打席で、2塁に走者をおいて、息子の打席。

 
いつものように、独特のストレッチをして、構える神主打法で、相手投手を威嚇



パッカーン!外野への大きなあたり。2塁打のようだ。これで1打点だ!と思ったら、なんと本塁突入の走者がバックホームされて、刺されてアウト。外野の抜群のコントロールとそれに答えて、キャッチャーがバシッと素手で獲るというファインプレー!さすが、トラベルチームだ。こんなにひきしまったプレーがでるとは。負けていても、こういう迫力のクロスプレーが見れるだけでも、来た甲斐がある。

その後、息子は、足でかせいだ内野安打で打線をつないだが、やはり打線がつながらず、ペイトリオットは1点も取れず、5対0で負けてしまった。しかし、7回で、1時間半という展開の早いひきしまった試合で、見ているほうは気持ちが良かった。やはり、両方のトラベルチームは、守備が抜群によかった。これからどんなドラマが生まれるか、楽しみである。



今日は、下の息子の仲良しの友達、リオ君たちが応援に来てくれて、リオ君のお母さん、リカさんにも息子の雄姿を見せられて、よかった。リオ君は、「どうやったらあんな速い球が投げられて、どうやったらあんな速い球が打てるの?」と帰り道、お母さんに聞いていたらしい。

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