Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

日本の小学校の冬休みの宿題~書初め「こうし」、パンジーの水やり

2009-01-06 | 日本の小学校
1月8日に始業式を控え、日本の小学校の短い冬休みももうすぐ終わる。小学3年生の下の息子は、名残惜しげに、最後の大きな宿題、書初めを終えた。今年の課題は、「こうし」で、学校から、書初め用の太い筆を買うように指示があり、「墨池(ぼくち)」と呼ばれる墨汁の大きめの受け皿や、書初め用の長い下敷き(縦にバランスがとれるよう3本の線が入っている)とともにセットで業者から注文した。このりっぱな形の素晴らしい太筆、「雲仙」は、息子の名前入り。なんだか本格的で、日本古来の文化のにおいがただよってくる。

書道毛筆 太筆 雲仙


息子は、大阪へ行く前の年末に一字づつ練習。ひらがななので、書くのに一見簡単に見えるが、いざ筆を使って書くと、これがなかなか思うようにいかない。とめ、はね、筆の滑り出しなど、私が説明しても、息子はなかなか取得できない。こればっかりは、練習するしかないのだろう。お習字とは、誠に奥が深い文化である。しかし、日本の小学校に11月の始めに編入してから、初めて習字で書いた「にじ」という文字は、担任の先生にほめられたので、息子は自信を持って、習字に挑んでいる。数枚書いてオシマイとする要領のいい上の息子と違って、こつこつ一つのことに長く集中して取り組むことが好きな下の息子には、こういうものが合っているのかもしれない。

息子は、自信を持って、「今日は本番だ!」と学校からもらってきた長い半紙に書き出す。10枚以上もらってきているようだ。最初の2枚は、細くって、へなちょこ文字になってしまう。少しアドバイスし、一緒に練習をしてあげる。そうすると、すぐに、元気のいい、太くて生き生きした文字が書けるようになった。



そう、字が生きている!半紙いっぱいを使って、思い切った筆遣いをしている。形や大きさが多少お手本と違っていてもいいんじゃない、これで!ほめてあげると、黙々と集中して書く息子。静かな時間が流れるとき、自分の世界を筆一本に集中。息を止めるぐらいの集中。こんな時間が持てるとは、やはり、お習字とは、日本が誇る優れた文化だとつくづく思う。

息子は、最後に書き上げた3つの作品が気に入ったようだ。この3つに名前を入れる。



しかし、私が電話をしているときに、自分でやったのだが、このうちの2枚に、小筆に墨をつけすぎて、名前の1文字が真っ黒になってしまった。せっかく、満足のいくいい作品だったのに・・・ちょっと目を離したすきに・・・なんともはや、習字のむつかしさよ!最後の1枚の名前がなんとか書き上げられた。

その後は、ほっとしたように、スイミングに行く。朝は、学校で育てている黄色いパンジーの水遣り。パンジーの花摘みと水遣りが冬休みの宿題となっている。1枚の花は、ずっと咲き続け、1枚の花は枯れ、そこからもう1枚の新しい花がついた。私たちが大阪に行っている間に、3つもつぼみがついている。



冬なのに、すごい生命力だ。この小さなパンジーがあるだけで、冬のうちの小さな庭も少しだけ華やかだ。パンジーが咲き続けるなんて、シカゴの冬では、考えられない現象。担任の先生の話では、卒業式や入学式のときに子供たちが通る道に飾るという。なんだか、心優しい試みだ。12月は、転入してきた息子のパンジーの鉢を用意しなくてはいけなくて、とても忙しいときで、ちょっと面倒くさいなあと思ったけど、(家にあった鉢を洗って用意)大事なことだったのだと気付く。冬のパンジーの水遣り・・・冬のシカゴ駐在から帰ってきて、日本でささやかな幸せを感じるひとときである。

102歳の梅田のおばあちゃん、ハマさんに会う!

2009-01-04 | 日本生活雑感
毎年、年末年始に大阪に帰省するたびに、訪問する人が、梅田に住んでいた主人のおばあちゃん、ハマさん。なんと102歳。明治39年6月生まれで、今年はついに103歳になる!去年の3月の春休みに、シカゴから帰省したときもこの梅田のおばあちゃんを訪ねたときのことをブログに書いた。若い頃、おじいちゃんと梅田のど真ん中で、タバコ屋さんを切り盛りし、大所帯の家族をまとめあげ、現在、大阪駅のそばの老人介護保健施設で、穏やかな日々を送っている。

今回も前回と変わらず元気そのもの。輝くばかりの笑顔で私たちを出迎えてくれた。去年の8月に旅行したナイアガラの風景が写っている私たちの年賀状を渡すと、ずっと食い入るように何度も見つめていた。



主人のナイアガラの説明などにもしっかり頷いている。シカゴから日本にもどってきたことを言うと、「よかったなあ」ひ孫にあたる息子たち2人を見て、「大きくなったなあ!」と車イスから息子たちを見上げて言う。カメラを向けるといつものように、カメラ目線で笑顔を見せてくれる。あっぱれ!



おばあちゃんの一番身近で世話をしている主人のおばにあたるチエコさんの名前も年賀状の宛名に書いていたので、そのことをつげようとすると、自分から「チエコの名前だね。見せるね」と年賀状を見ただけで、やらなくてはいけないことをしっかり把握している。私の話にも受け答えはしっかりしている。すごい!頭脳明晰だ。

おばあちゃんのベッドのかたわらには、大阪市長からの長寿を祝した賞状が飾ってある。100歳になってから、毎年敬老の日にもらいだして、最初の賞状には、たしか当時の総理大臣小泉さんの名前が入っていた。



いったい何歳まで長生きされるのだろう。120歳?ギネスに載るか?などと上の息子と話している。このハマさんのように、ボケずに周りに迷惑をかけず、嫌がられずに年を重ねるには、どうしたらいいのだろう。若い頃はそんなことは考えたこともなかったが。ハマさんを見ていると、その秘訣が知りたくなる。

新年明けましておめでとうございます!~2009年がいい年になりますように!

2009-01-02 | 日本生活雑感
2009年が幕を明けた。大阪の主人の実家で、家族6人でゆったりとしたお正月を過ごす。母のおせち料理、関西のみそ味のお雑煮で、元旦の朝は始まり、淡々と時間が流れる。シカゴでの駐在生活中は、年末年始でも旅行に行ったりと、エキサイティングな日々であった。しかし、今となっては、穏やかで日本で過ごす、ごくごく普通のお正月が、身にしみるほどいい!篤姫の言葉ではないけれど、家族で過ごす普通の生活に本当の幸せというものはあるのではないだろうか。

元旦の昨日、近所の神社に初詣に出かけたが、階段にぎっしりと人が並び、世情を反映して、人々の「神にも祈りたい」という切実な気持ちが伝わってきた。もしかしたら、日本各地の初詣の数も増えているかも。人々の数に対するお賽銭の額は少ないかもしれないが。



昨日の夕食は、新鮮な食材を使ったすき焼きだった。義母と私が食材を用意して、主人と義父が味付け比べをした。男の人のすき焼きの味付けは豪快でおいしいと母は言う。確かに。義父のすき焼きはほどよい味で、かなりおいしかった。

皆様、新年明けましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願い致します。皆さんにとって、素晴らしい1年となるように、日本から祈っております。