楽しいお散歩

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 自然豊かな多摩地区、そこには歴史の宝庫の神社仏閣もありますね。

今日は、江古田から歩きます。

2022-12-14 17:06:34 | 日記

江古田駅から少し歩いていたところ、こんな馬頭観音に出会いました。

そばには、三原台の馬頭観音という説明版も立っています。それによると、寛政10年(1798)11月に建立された馬頭観音塔です。とあります。見かけに寄らず随分と古いものなんですね。正面の上部には、像高約32cmの馬頭観音座像が浮彫りされ、下部には「奉勧請観世音菩薩 天下泰平国土安穏」の文字が刻まれています。裏側の下部には、「小日向水道町 石工勘助」と刻まれ、石工勘助は、江戸時代後期に江戸小日向水道町(現文京区)で数代にわたり石屋を営んでいたことが知られています。区内に残る江戸時代の路傍の石造物において、石工の名が刻まれる数少ないものです。二つの講により江戸の石工に依頼して建立されたことがわかるとともに、総高は209cm、塔身の高さは165cmで区内最大の馬頭観音塔だそうです。

また少し行くと、門前に置かれた岩に書かれた敬覚寺という浄土真宗のお寺の前に来ました。

中へ入ったところ、手水鉢の場所に何と水琴窟がありました。

こちらは、弘法大師ならぬ親鸞聖人の像が立っています。

ここ敬覚寺は寛永18年(1641)7月、江戸青山に開かれたそうで、専照寺と号し、開基は吉川内蔵之助玄武という武士です。本願寺十三世門主良如上人の弟子となり、法名を了玄と称し、明暦の大火の直後の万冶2年(1659)築地本願寺の地中(寺内)に移転、敬覚寺と改称していよいよ栄えたが、度々の大火や関東大震災で全焼し、昭和3年(1928)谷原の当地に移転再建したそうです。その後、本堂を鉄筋コンクリート造りに改築し、昭和44年(1969)4月20日、落慶法要と宗祖親鸞聖人七百回大遠忌を合わせとり行いました。寺宝には、本尊をはじめ親鸞聖人絵像、七高祖絵像(ともに寛永18年[1641]作)聖徳太子絵像(元禄14年[1702]作)等があります。境内には50年余りを経た桜が数本、東屋もしつらえていて、花の季節には美しい眺めが楽しめ、喜ばれています。とのことでした。

                      つづく