一幕目は「ゆうれい貸屋」原作は山本周五郎なんで貸家じゃないのかと不思議に思ったが要は幽霊を派遣するということね。
山本周五郎は歴史大作ばかりかと思いきやこういう短編で人情や情けを描くのが得意なようだ。
イヤフォンガイドで知ったが、山本周五郎という作家は直木賞を辞退した唯一の作家でその他読者の反響こそが賞に値すると一切の賞を受けなかった作家だという事。凄い!
それにしてももう久しぶりに生前は粋な深川芸者、死んでは怨みのある人は全部呪い殺しても成仏出来ずにうろついている元気で頭のいい幽霊役の福助さん!本領発揮で超楽しい。
グウタラ亭主が生きる望みを見つけて立ち直るハッピーストーリーだが、これ以上粋な芸者の似合う方はいないなぁー。と惚れ惚れ観てしまった。
二幕目は勘三郎さんのお友達で最後の勘九郎の「今昔桃太郎」も手掛けた女優の渡辺えり子さんの作・演出する新版舌切雀
中村屋ファミリー勢揃いの舞台は人気爆発で前売りは完売、先日一部の帰りには二部目当ての一幕見の長い行列があった。
最初の場面から派手に始まり、適材適所の配役が見事。
竹本清大夫さんまでいじられて、きっとえり子さんが歌舞伎を観るのも好きで観客がどうしたら喜んでくれるかが良くわかっていての演出だと思った。
三津五郎さんと勘三郎さんのさしの踊り。
ドラマチックに自分に酔う福助さんをバッサリ切る勘三郎さん。
こまった親父やお袋に困らされる誠実な息子の勘太郎さんと女房の七之助さん。
またまたぶっとんじゃってる扇雀さん。
舌切り雀というオリジナルがあるにせよ、きっちりテーマを固めて言葉や踊りで盛り上げてまとめるというのは集中力とアイデアの勝負だなーと同じ世代のえり子さんにも勘三郎さんにもエールを贈りたい。
山本周五郎は歴史大作ばかりかと思いきやこういう短編で人情や情けを描くのが得意なようだ。
イヤフォンガイドで知ったが、山本周五郎という作家は直木賞を辞退した唯一の作家でその他読者の反響こそが賞に値すると一切の賞を受けなかった作家だという事。凄い!
それにしてももう久しぶりに生前は粋な深川芸者、死んでは怨みのある人は全部呪い殺しても成仏出来ずにうろついている元気で頭のいい幽霊役の福助さん!本領発揮で超楽しい。
グウタラ亭主が生きる望みを見つけて立ち直るハッピーストーリーだが、これ以上粋な芸者の似合う方はいないなぁー。と惚れ惚れ観てしまった。
二幕目は勘三郎さんのお友達で最後の勘九郎の「今昔桃太郎」も手掛けた女優の渡辺えり子さんの作・演出する新版舌切雀
中村屋ファミリー勢揃いの舞台は人気爆発で前売りは完売、先日一部の帰りには二部目当ての一幕見の長い行列があった。
最初の場面から派手に始まり、適材適所の配役が見事。
竹本清大夫さんまでいじられて、きっとえり子さんが歌舞伎を観るのも好きで観客がどうしたら喜んでくれるかが良くわかっていての演出だと思った。
三津五郎さんと勘三郎さんのさしの踊り。
ドラマチックに自分に酔う福助さんをバッサリ切る勘三郎さん。
こまった親父やお袋に困らされる誠実な息子の勘太郎さんと女房の七之助さん。
またまたぶっとんじゃってる扇雀さん。
舌切り雀というオリジナルがあるにせよ、きっちりテーマを固めて言葉や踊りで盛り上げてまとめるというのは集中力とアイデアの勝負だなーと同じ世代のえり子さんにも勘三郎さんにもエールを贈りたい。