草もち姫 徒然なるままに

日暮し、PCにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

六本木の真ん中で詩人が叫ぶパート2

2007年10月20日 | 日記
知り合いの詩人長田典子さんの詩の朗読会が六本木のストライプハウスギャラリーであった。

事前まで来られるか微妙だったが、明日の昼に新橋演舞場の予約を取ってあったので月島のあんころ娘のマンションにお泊まりすることに。

地下鉄で15分(^^)老後は住むなら都心だ!

ストライプハウスという訳はこのビルがブラウンとダークブラウンの縞模様だから、という事に前回は気が付かなかった。

前回は何もない部屋だったが今回は陶器のギャラリー風に仕立ててある。

閉鎖された画廊で天童大人さんという方や白石かずこさん辺りが中心になって始まったとのことだが、私のテリトリーに全くなかった現代詩というものの、しかもかなり今の日本ではコアな部分に触れられるわけで、まぁ相変わらずのミーハーの域は出ないが

偶然パソコン教室で知り合った同じ歳の女性ががこんな風に生きて自分を表現しているのは素晴らしいと思う。
難を言えばこの椅子はないだろう(^_^;)かな?二時間弱折りたたみ椅子は辛いよ。しかも六本木だし。

場所はとるかもしれないができたらソファに座ってコーヒーでも飲みながら聴きたい。

前回は初めてでおまけに想像以上の中身と迫力で圧倒されたが、今回は彼女が上がっていたというわりには落ち着いていたように感じた。

最初の一連の詩は1980年代後半に書きためていた一冊目の詩集の作品が時代の流れに耐えられるかどうかだとの事だったが、これらは全く流行を追っていない分
外見よりも内面を見つめたものなので違和感はなかった、というより一瞬空白の場所や時間を感じた。つまり今ここが何処だとか、今私がおばさんでも少女でも理解できる言葉が並んでいると思った。

二作目の「おりこうさんのキャシー」からの作品は躍動感がある。
これらはちょっと背伸びした雰囲気。

最後の最新作は以前自宅にお邪魔したときにロシア民謡のCDを聞いておられてそこらあたりで生まれた作品らしい。

音符と色を使って表現するのは流石だなと思った。


同じCDを最近貸して頂いたが、多少ロシア語をかじったはずの私には黒いおじさん達が合唱している以上の絵が浮かんで来なかった(>_<)

上がったというのはきっと初回よりも準備が思うようにできなかったのかもしれないけど、確実に今回の方が力が少しは抜けていましたよ。

女優は舞台から降りてゆっくりおやすみください。

コメント
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