この日スタッフのおじさん、お兄さんから勧められたのは無料で開放している有形文化財の「古民家」と「高麗神社」でした。
巾着田から出て国道沿いに歩くと大きなお城のような建物が見えます。「高麗郷古民家」が正式名称で、(旧新井家住宅)とあります。昔の庄屋さんのお宅らしいです。
かなり広くて立派!でもここで一番受けたのはお隣のお寺の張り紙「長寿寺境内無断立入者打首ニ処ス 当山執事」
「高麗」はなんで「こうらい」じゃないの?韓国の地名と間違わないようにしているのかな?などど気になっていたのですが、深く考えたこともなかったのですがなんとなく韓国の匂いを感じておりました。
来年の「高麗郡建郡1300年」のPRをしていたお兄さんが解説してくれました。ざっくり言うとかつて朝鮮半島にあった高句麗(こうくり)滅亡前後、多くの高句麗人が日本に移り住み、
大和朝廷が指定した高麗郡に、静岡、相模、千葉、山梨、茨城、栃木など東国7ヶ国に住む高麗人1799人が武蔵国に移住したらしいです。
という事がちゃんと『続日本紀(しょくにほんぎ)』に残っているそうです。へーへー高麗郡謎は解明しました。
まだまだ歩けそうな二人だったので「高麗神社」まで歩いてみました。リアル栗の木、コスモスや沢山の花、「メダカやさん(高い物は1匹1,000円以上)」面白いものが沢山あります。
「高麗神社」手前の「聖天院勝楽寺」山門も雷神風神の象も立派でした。
「高麗神社」にも例のポールがありました。「天下大将軍」と「地下女将軍」のセットです(笑)これは「チャンスン」というもので村の魔除として建てられたものだそうです。
「高麗神社」では「芳名版」が面白いよと言われたのでじっくり見てみました。「出世神社」というだけあって、政財界の大物、作家、俳優、学者、知っている名前が沢山あって楽しい!
蓮池薫、地井武男、小野清子、山本丈朗、中上健次、三宅、中島誠之助、北原照久、小島三児、モト冬樹、秋山ちえ子、斎藤清六、折口信夫、坂口安吾、檀和夫、浪越徳次郎、佐藤春夫、宮田輝、竹山祐太郎、鳩山一郎、鳩山薫、鳩山幸
ミーハー的にはこんな方が印象に残っておりますが韓国系の名前の方も多かったです。韓国は世界の中での「名字」の少ない国だそうです。金、李、朴、崔、鄭、など有名な5つで全体の54%を占めているとか夜の番組でやっていたのでついでに書いておきました。
ここからはJRの「高麗川駅」まで歩き、帰りは佐保姫は川越→池袋経由で、私は八高線の八王子経由→横浜線→長津田経由で帰宅しました。八王子からは桜木町行きの快速始発なので楽でした。暑かったので多少ばてました(-_-;)が良い一日でした。佐保姫の話はいつも含蓄があって面白く為になります。
ばてた原因はもう一つ、昨晩から始まった「デビスカップ日本vsコロンビア戦」ダニエル太郎選手はランク上のヒラルドに可なり頑張ったけどファイナルで惜敗(-_-;)錦織選手は勝ったけど7-6.7-6.7-5という長い試合をしてくれたので、全部は見なかったけど睡眠時間がかなり短かったのです(笑)