ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

心の糸は、ある日突然

2011-12-18 10:56:23 | 生活改善プロジェクト
張っていた心の糸が、プツンと切れて、ふっとまた繋がりました。

思えば、私は夏から少しずつ緊張していたのだと思います。
グレーの検査結果が続いた夏から、病気の診断、手術が済むまで
ずっとハイテンションを保って生活してきました。

今年の春から、心のテンションは上がり調子
3.11の東日本大震災で、更に緊張度が跳ねあがり
そのある意味ショックが落ち着いて、今度は自分自身の体調でまた緊張が高まっていました。

心のテンションが高いというのは、私にとってはとても大事なことです。
体調の悪化よりも、心の調子の低下、無気力状態の陥ることが、私のとっては最大の恐怖です。

その点では、いろいろなことをハイテンションで通り抜けてこられたのは本当に幸せでした。
今年は、最高にいい年だといってもいいと思っています。

さて、退院して、両親の身の回りの世話を焼いたりや食事作りをしている間も
ずっと緊張は保ったまま過ごしていましたが

両親も帰り、さあ、ゆっくり病人しよう、と思ったとたん
心の糸がプツンと切れたようでした。
痛い、熱っぽい、疲れる、という思いがどっと押し寄せてきて
ああ、自分は病人なのにこんなにがんばっていた、と
そう思えば思うほど、痛みも疲れも増して行きました。
毎日、寝たり起きたり、ああいつ元気が出て元通りの生活になるんだろう、とぼんやりと考えながら

でも、術後2週間近く、そういつまでも日常生活に支障があるほど痛いはずはなく
増してや、そうそう痛み残る手術でもないはず、
痛みが少ない術式を選んだはず。術後はすぐ仕事復帰が出来ると、事前に医者から言われていたはず。


きのう、ふと、
痛いと思うから痛いんじゃないのか?
心の持ちようで、全然なんともないんじゃないのか?
心が、弱い方へ流れているだけなんじゃないのか?
そう思いました。

仕事も、年末の大掃除も、年賀状も、やらねばならないことを普通どおりに
やってみればきっとちゃんと普通にできちゃうんだ、
そんな気がしました。

そう思ったとたん、痛みは去って行きました。
あれれ?と自分でもびっくりするくらい、リハビリの体操をして創部を動かしてみると
更に痛みは軽減するようでした。
そうか、痛いと思ってじっと寝ているから余計痛かったのか!
そして、ふっと心の糸が繋がって、また張り出しました。

人間の心は本当に弱くて
ちょっと甘やかすと心身共にどんどん弱くなっていき
ふと気がついて背筋を伸ばすと、
心も体も元気になる

当たり前のようなことですが
何事も心持ち次第
自分を甘やかせば、際限なく堕ちて行くのです。

もう、すっかり元気になりました。