ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

居場所がある、それも幾つか。

2011-12-21 21:05:04 | 生活改善プロジェクト
私は、自営業で仕事をする傍ら、小さな会社にも属しています。
二足の草鞋、ですね。

それはそれで、時間が足りないとか、いろいろなことが中途半端になる、とか
自分で逃げ道を作ってしまう、とか、
いろいろと良くないな、と自分で思うこともあります。

暫くの間、どちらの仕事も休んでいたのですが、久しぶりに会社の方へ復帰しました。
小さな会社で、どう考えても大それた仕事をしているわけではない立場の私、
以前は、職場での自分の立場や職域や権限が小さい立場で働くなんて
働く意味があるのだろうか?くらいに思っていました。
それはそれで、ある意味向上心が旺盛だったとも言えるのですが
今にして思うと、足もとが見えていないことも、勘違いも、多々あったように思います。

さて、その小さな職場の小さな仕事にひっそりと復帰したのです。
ところが、そのささやかな場所が、すっかり自分にとって必要なところで、
ある種の居心地の良ささえ感じさせてくれるところだったということに
気がついて、自分ながらビックリしました。

小さな仕事ですが、少しくらいは会社の仲間の役に立ってたのかしら?
誰かの指示を受けたり、誰かにお願いしたり、こうしたらいいんじゃないですか~?と小さな意見を言ってみたり
そんなことが、とても大切でした。

そして、自分の中で、自営の別のほうの仕事では使わない、頭や気持ちの部分を使っていたり
一人経営者の立場とは全く違った見方をしていたり
家庭の中で家事をしているときには、あまり意識しない思いがけない自分に出会ったり
そんなふうに、自分がいろいろな顔や頭や体を持ち合わせていて
引き出しがいろいろとあるんだということを、実感したのです。

こんな自分も、私なんだ…

人間は、一つの役割だけに固執せず、
いろいろな組織や、仲間や、社会に少しずつ足やら頭やら手やらを突っ込んで生きている
そういうほうがいいと思うのです。

人は、決して一面を観ただけではでは分からない、多面性を持っているものだから。
自分の良さを出来るだけ、多くの人に知ってもらったり、役に立ったりする場は
多いほうがいいと思うのです。
そういう場所は、思いがけないところに存在していて
自分で見つけて、自分で築き育てていくしかない、のが大原則なんです。