9月11日(月)お茶教室を開催いたしました。
9月になり朝晩は涼しくよくなりましたが、まだ残暑の厳しい日々が続いています。
秋になれば献茶式やお茶会も多くなり楽しみですね。
9月13日表千家家元では、天然忌が行われます。 (7代 如心斎 天然宗左 1751年8月13日、47歳でお亡くなりになられています)
如心斎宗左 「名月をくみこぼしけり手水鉢」 綺麗な月を眺めての歌でしょうか。
表千家は千利休の茶道を継承されています。 14代而妙斎宗匠は来年2月28日に隠居され「宗旦前家元」を名乗られます。
15代猶有斎宗員(ゆうゆうさいそういん)表千家家元になられます。
お茶教室を始めて3年です。 月1回のお稽古ですが、皆さますごい上達です。 他人のお点前を見て、自分のものにすることも上達の秘訣です。
利休百首の冒頭に 「その道に入らんと思う心こそ 我身ながらの師匠なりけれ」 自ら学び継続することは自分の力になります。
今回は略点前(お盆点て)をしました。 釜や鉄瓶のかわりにポットで代用。 テーブルの上に置いてお点前出来ます。お正月や来客時にお点前を。
清風拂名月 (せいふうめいげつをはらう) 大徳寺黄梅院主 太玄師
菓子銘 秋桜(こすもす) 小豆つぶ飴仕立。 遊月製。
和菓子は季節感が大切です。 また今日、この時のものです。お茶の前にいただきます。 美味しかった。
Yさん宅の茶花 左赤い花=秋海道(しゅうかいどう) 右紫色=南蛮キセル(育てるの難しい、珍しい花) 右の風船かずら。やはずススキ。
茶花はとても繊細です。場所や日当たりの具合を考え、野山に自生している環境で育てる。花を咲かせるのはとても難しいです。
いつもお珍しいお花を見られてとても幸せです。
千利休は利休七則のなかに 「花は野にあるように」 活けるようにいっています。
お盆点て お盆の上に準備しその上に服紗を輪を右にしてかけます。 お盆を持ち茶道口で一礼してお点前をはじめます。
皆さまお盆点て
濃茶 茶碗を温める お湯を2回に分けて入れる。お茶を練る。 ご三器の拝見
お茶銘 蓬莱の昔 一保堂詰
濃茶の飲み方 濃茶が出されると、正客は出て、右手で茶碗とり膝前に仮置き出し服紗とともに持ちかえります。 一端縁外に置き、次に次客
との間、縁内に置き、次礼をします。正客が一口のんだら、亭主は「お服加減はいかがでございますか」と尋ねる。 茶の色、香り、味を味わう。
濃茶を美味しくいただく為には、お湯の温度は大切。また熱い内に早く回すことが大切です。 濃茶は香りよくまをやかであり、癒されます。
濃茶も毎回お稽古しておりますから、お点前、飲み方は皆さま慣れて来られていますね。
お点前やお作法はお稽古の時だけではなく、日常生活にも取り入れられますように!
いつもグログをご覧下さりありがとうございます。
次回のお茶教室は10月30日(月)13時からです。 皆さまご参加くださいませ。
お茶教室担当 文責 伊藤正子