京都みどわいふ

京都府助産師会オフィシャルblog

第3回いのちのふれ愛講座「自分の体を守るお話・性暴力被害を防止する」開催しました

2017年09月14日 | 助産師会支援事業
9月9日、残暑の厳しい土曜日、助産師会館には朝から元気な子どもたちの声が聞こえます。
午前午後、と2回開催で、合計15組(40名)のご家族にご参加いただきました。
5年生から、赤ちゃんまで。たくさんの子供たちにお越しいただきました。
本日の講師三名は日ごろより、性暴力被害者相談センター京都SARAで支援員をしている助産師です。
子どもたちが自分たちの心と体を大事にし、そして身を守れるように。
ご家族はどう考えていったらよいのか、わかりやすく学んでいただくために準備を進めてまいりました。
いよいよ、プログラム開始です。
 
 
 
はじめは自分の体について。赤い服と、青い服を着た二人の絵。どっちが男の子かな?
勉強のためだからお願いね。といって脱がせたら赤い方が男の子でした。性器の名前を覚えたり、
手作り模型もみんなのところを回ってさわって確認してもらいました。色々な役目がある大切な場所。
自分できれいにすること。プライベートゾーンってどこ?自分の許可なく触らせたらいけないこと、
などお話しました。
 
次に心と体を大事にする、絵本を読みました。皆さん真剣に聞いてくれました。
自分のからだも、心も、自分のもの。
 
 
 
次は実際の場面設定での劇4本。急なお願いにもかかわらず、お母さんたちは快く参加して下さり、熱演。
こどもたちはくぎ付けでした。
いいタッチは心があったかくなるね。自分の子供さんをほめて、それぞれおもいおもいのいいタッチ(抱っこ、なでなでなど)をしていただきました。
どうだった?「べつに」といいつつ、にこにこ。
言葉の暴力、はつらくなる。みてるだけの人にも、どうして?とおもう。言われた参加者様の感想。
「友達のお父さんが自分に悪いことをしたとき、お母さんには内緒だよ、っていわれたら、
  言ったらだめなん?」
「そんな秘密は守らなくっていいと思う人!」「はーい!!」元気に手が上がりました。
 
 
「お母さんが入院したから一緒に車に乗って、って言われたらどうする?」 
「いかへん!」
 でも乗って行っちゃった。どんなくるまだったかな? 
 
 最後は親子に分かれてのお話
お母さんたちは、性犯罪の現状、予防、それでも起こってしまったとき、親はどうしたらいいか。
などの話を聞きました。
 
子どもたちは、自分の体を守るために、というタイトルで意見を出してもらいました。
「くらくなるまえにかえる」「わるいひとからはにげる」「しっかりお母さんに話す」
「悪い人や車の様子をしっかり覚える」どんどん意見が出てきます。「紙、もっとちょうだい!」
 
 
 
 
 
 
  最後に、お母さんたちの前で、まとめを元気に発表してくださいました。
 今日習った、大切なことがしっかり身についたんだな、ととてもうれしく思いました。
 
参加した理由としては
・子を守るため、子に学んでもらう機会として
・親子で大切なことを話せるきっかけになるかも
・小学生になると、親から離れて行動することが増えるので、何に気を付けたらいいか学んでほしい。
・自分を守る力を付けてほしい
・自分の性器についてなど、質問が増えたので
 
いただいた感想
・親子で、共同、別々でしっかり学べた。
・講師の熱意が伝わってきた。
・劇は地域の防犯教室などよりリアルでドキドキした
・家庭でできることをこれからもしていきたい
・こどもが飽きずに楽しく学べた
・こどものあつまり、はなしあいがたのしかった(子どもさんの意見)
 などのご意見をいただきました。
 
 SNSなど、いろいろなきっかけで犯罪に巻き込まれることがある時代
 これからも、ご家族で話し合っていただければと思います。
 
    このような講座を、子供さん、保護者様、学校、地域などへもお伺いして実施させていただきます
   助産師会にお問い合わせ、お申し込みください
 
  次回第4回いのちのふれ愛講座は親御さん対象プログラムです
 11月25日(土)午前10時からと、午後1時半からです。ぜひご参加ください
 
                                      文責 藤原
 

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