10/15(土)産前産後訪問支援員養成講座の3日目が、市民交流プラザふくちやまにて開催されました。
本日は25名の方にご参加いただきました。
参加者の方も3日目となると、にこやかに参加者さん同士の会話も進みながら、講座が始まりました。
今回は、4つの講座があり、専門的な知識や現場でのお話も聞くことができました。
1つ目の講座は
公益社団法人京都府栄養士会の管理栄養士 石井由貴様より、
「赤ちゃんの栄養はお腹から」~胎児期から始まる、妊産褥婦、及び家族の食育の大切さ~でした。
妊娠期には重要な貧血のための食事や減塩減カロリーの食事の工夫について、実際の野菜や、手軽に利用できるコンビニのパンやサンドイッチ、観物などを計量したり、成分表示などを見て、イメージしやすく具体的に教えていただきました。
2つ目の講座は、
亀岡シミズ病院 メンタルヘルス科 精神科医長の島田稔先生より、
「妊産褥婦のメンタルヘルスとケア、子どもへの影響」でした。
島田先生からは、保健医療の視点による対象者とのかかわりとは?という観点から、実際のコミュニケーションの場を再現して参加者さん同士で会話してもらったり、グループワークもありました。
産後のメンタルヘルスの具体的対応方法について、具体的に生活の視点からお話を伺うことができました。
昼食をはさんで、
3つ目の講座は、ハシイ産婦人科 副院長の藤井治子先生より、「ハイリスク妊娠・出産・産褥期の疾患、合併症・治療について」でした。
ハイリスクという難しい内容の部分ですが、スライドをたくさん用意していただき、現場での取り組みもまじえながら、わかり易くご講義頂きました。
4つ目の講座は、
京都府助産師会副会長 出張開業つぐみ助産院 国際認定ラクテーションコンサルタントの越山茂代助産師より
「妊娠期からの母乳育児支援を学ぶ」~楽しく自信を持って母乳育児を継続するために~でした。
まずはストレッチで身体をほぐしてリラックスしてから始まりました。
母乳がでるしくみ、母乳育児のメリットや、母乳育児支援の内容を学びました。
また実際に風船を使って、赤ちゃんがどうしたら深く乳房を加えることができるかを体験しました。
また母乳で育児を行うお母さんが増えている分、授乳に困ったことがあるお母さんも多く、どのような支援を行うかを学ぶことができました。
<アンケートより>
・講師の先生方のお話が、教科書通り、マニュアル通りのお話ではなく、実体験もふまえたお話をしていただけて、自分自身の育児についても肩の力を抜いていいんだという気持ちになれたし、周りで悩んでいるお母さんにもアドバイスしてあげたいと思えました。
・子育てについて改めて、昔と今との問題点等、考えたり、思い出したりできてよかった。
・妊娠・出産を経験していますが、それがとっても神秘的なことに思えるほど、様々なリスクがあることを知りました。自分は仕事をせずに子育てしてきたので栄養士さんの実体験は参考になりました。支援するうえでも相手を受け入れる姿勢の大切さを実感できました。
・頑張りすぎないでいいんだなと安心しました。手軽に利用できるものを活用していきたいと思います。グループワーク、たくさん話すことができてよかったです、ストレス発散になりました。母乳をあげたくなりました。
本日は講座が4つということで盛り沢山な1日でした。
皆様お疲れさまでした。
講師の先生方、貴重なお話をありがとうございました。
産前産後支援員養成講座@ふくちやまも残りあと1日になりました。
今週末、10月30日に開催です。
次回もよろしくお願いいたします。
文責 ひがしの