9月3日(土)、産前・産後訪問支援員養成講座が京都テルサで開催されました。
この講座は、京都府からの委託事業で、今年で3年目になります。
ヘルパーやファミリーサポートセンターなどで活動経験がある方が対象で、今日は北は与謝郡、南は木津川市と遠くからも、41名の方にご参加いただきました。
(お写真は参加者様の承諾のもと掲載しております)
まず、きょうと子育てピアサポートサンター(平成28年8月開設)の下山様から産前・産後訪問支援員の役割について、京都府の妊娠から子育てまでの包括支援対策事業について、ご説明いただきました。
その後、「今どきの子育て世代の生き方、ニーズを知る」というテーマで、NPO法人働きたいおんなたちのネットワークの西村淑乃様からご自身がサポートされているお母さんのお話も交えて訪問支援員としてのあるべき姿勢について、お話しいただきました。
それから、午前の講義の疲れをとりながら参加いただいたみなさんの交流をはかるために、誕生日順に並ぶレクリエーションをしました。お誕生日順に自己紹介していただいたのですが熱が入り大変盛り上がりました。
午後は、「今と昔の妊娠・出産・子育て事業の違いを知る」ために、グループワークです。
講師の味谷ゆかり助産師のレクチャーのあと、ご自分の妊娠・出産・育児のうれしかったことや大変だった経験についてや、現在、子育て支援の活動をされている中で見聞きされている妊娠・出産・育児についての困難さについて語り合い共有していただきました。グループワークの内容を発表していただいたのですが、参加いただいている皆さんが、日常の活動で利用者さんのそばに寄り添い、訴えに耳を傾け支援しておられる様子がよくわかりました。
この講座は、このあと、9月4日(日)、17日(土)、25日(日)と続きます。受講していただいている皆さんの今後の活動に役立つようものになりますように京都府助産師会一同、頑張りますのでよろしくお願いします。
〈アンケートから〉
・具体的でわかりやすかったです。相手をありのままを受け入れる、寄り添うのが大切とわかりました
・メタ認識ということを初めて知ったので、すごく参考になりました。自分の立場をしっかり意識していきたいなと思いました。
・現場でのいろいろな事例を話してくれたことがとても勉強になりました。支援員として、ただ手伝うことで終わることでなく、まずはそのママのスタンスを認め、その人の持っている力を引き出してあげ、自己肯定感を育ててあげたいと思います。
・確かに核家族が多くなり、お母さんが一人で悩んでいると聞いて、自分もそうだったと思い出しました。今の人たちも同じように悩んでいるのだと思いました。
・京都府がどのようなネットワークや支援をしてくださっているのかがよくわかり、姉妹や友人、自分自身の子育てにも役に立つと思います。いろんな方の出産の話や、子育てのお話を聞けて、わからなかったことや知らなかったことを知り、今後のボランティアに活かしていきたいと思います。
・京都府の子育て支援の様子がわかってよかった。とにかく、一番最初の窓口が保健師さんだということが分かってよかった。自分の自治体の保健師さんに興味を持ちました。保健師さんは予防接種と健診くらいでしたので、目からうろこが落ちました。支援者と保健師さんとのつながりの必要性を感じました。
・(グループワークの際)自分自身の出産が15年以上も前だが、最近の出産事情を知ることができて参考になったこのような講座に参加させていただくことで、市町村レベルのサポート体制を知ることができ、今後に役立てたい。
・アイスブレイクなどの時間があり、自分から声をかけたり動いたりすることで、コミュニケーションをとっていく自己紹介はとても良い時間でした。
参加者の皆様、お疲れ様でした。
(ブログ担当 筒井)