93歳・老大娘の日記

晩年を生きる

命長ければ・・・・

2017-03-29 17:11:26 | 日々の暮らしから

兼好法師

整理中、目に留まった徒然草、読むわけでもなくペラペラ眺めていました。

師は37歳のとき「命長ければ恥多し。長くとも四十路に足らぬほどにて死なん」と。

ところが50歳のころ、「老いて智の若き時にまされること、若くして貌の老いたるに

まされるが如し」と老いを賛美している。そして70歳まで生きました。

当時としてはとても長命です。

私は「命長ければ、恥多し」の言葉だけは知っていました。

兼好さんが言われたとは知りませんでした。

90歳以上の人口が150万人以上とか聞きました。

何を恥と思うかは人夫々ですが、年齢に比例してそれの多いことは確かでしょう。

分別もつきますから、若いときには恥と思わなかったことも恥と思うでしょう。

兼好さんでさえこのように思いが変るのですから

私のような凡人においておやです。今日の思いが明日変わることも。

コメント (8)
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