93歳・老大娘の日記

晩年を生きる

林芙美子紀行文:そのⅠ

2023-01-26 11:48:06 | 読書

連日各所で渋滞や動けない車が何日も閉じ込められていると

報道している。当地ではこの雪もお昼前には消えました。有難いこと。

林芙美子の紀行文に夢中になっています。

今は旧満州(この呼称は禁句、今は東北”トンペイ”という)を読み終え

いよいよシベリア鉄道の1週間の旅が始まるところ。

旅費も乏しく、言葉もできない、知る人は誰ひとりいない。

無謀と言おうか、勇気あると言おうか。シベリア鉄道日本人乗客

は彼女ただ一人。時代は昭和の一桁のころ。

私が生まれた(S・6年1931年)は満州建国、ナチス台頭のころです。

満州は、当時日本の勢力下にあり、多くの日本人もいた。

青年十河さんも登場して(戦後国鉄総裁)興味深い。

私は子供ながらに南京生活の混沌とした雰囲気と

オーバーラップしてしまいます。

紀行文後半は日本国内旅行。丁寧に読まなければ勿体ない。

「日本的な太陽」私にはこの記述は理解できない。

林芙美子の感性なのでしょう。

一言半句読み流さないように丁寧に読みたいと思っている。

コメント (10)
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