つれづれに

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2年ぶりの蛍見物

2009年06月22日 | Weblog
 昨夜はお知り合いが10年以上頑張って、作り上げた蛍の飛ぶ池に「蛍見物」に行って来ました。

この会を始められた方は
故郷の新潟から取り寄せた蛍の卵を孵し、
カワニナを放流し、
ポンプで池の水を吸い上げて流れを作り、
根気の要る作業を繰り返してきたのだそうです。

市内でも、かなり前は乱舞していたそうですが、
もう今はそんなところはないそうです。

私も子どもの頃は蚊帳に蛍を放して眺めていました。
今思えば、ちょっと残酷な行為でしたが。

一応、年会費を納めるだけなのですが私もその蛍の会の会員。

ここ数年、毎年見に行っています。
儚い寿命の蛍、時期や天候によって飛ぶ数が変動します。

昨夜は飛び始めて間もなく。
数えられるくらいの蛍がほのかに光りながら暗闇の中を飛んでいきます。
時々左右の木々に止まって点滅しています。

立ち去りがたく眺めていましたが、9時過ぎ。
木に止まる数が増えました。
そろそろ蛍もお休みでしょうか。

何故かくも蛍に惹かれるのでしょうか、
誰かが生理学的に証明してくれないものでしょうか。
長い土と共に生きた日本人の歴史の中で、もはや遺伝子に組み込まれているような気がするのです。
蛍の魅力はそれくらい本能的な気がしてなりません。