象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

「アメリカンスクール」に見る、小島信夫が描く奇怪な日本人と滑稽な日本

2019年09月18日 03時25分46秒 | 読書
 「アメリカン•スクール」の見学に訪れた3人の日本人英語教師たちの、不条理で滑稽な体験を通して、終戦後の日米関係を鋭利に諷刺する、芥川賞受賞の表題作。 敗戦後の貧しくもあり、滑稽な日本を描いた短編モノだが。芥川受賞作にしては構成がバラバラで掴み所がないとの不評も多い。 しかし、1954年の古い作品にしては、不思議と同調を覚えたのも事実。もしかしたら、戦後の”ヘンテコな国&rd . . . 本文を読む